2004-01-01から1年間の記事一覧

感慨なく2005年に入る

寒い日になった。午後になるとぼたん雪が。「これは積もるゾ」と思ったが、間もなく止んだ。家人は年末年始バイトが入っている。ほっ。一応年越しメニューを家族で食べ、出かける。 さて、ゆっくりと年越しをしようかと思ったが、TVまったく見たいものナシ…

石垣りんさん

27日の新聞に詩人の石垣りんさんの訃報が載っていた。一面に津波災害のニュースが載った最後のページに。ショックを受けた。84歳だったという。「ああ、もうそんなお年だったのか…」。特に詩に詳しいわけではなく、ほとんど書くこともないが、詩人では一番…

恐怖のブルドーザー

こんな押し詰まって、怖いニュースが飛び込んできた。スマトラ島付近で起きたという地震。なんとマグニチュード9。中越地震でも驚いていたのに…想像がつかない。なんでも阪神大震災の時の1400倍のエネルギーだそうだ。今回は海底だから建物崩壊とか土砂…

きよしこ、の夜

頭の中で書きたいことが渋滞している。先頭がモタモタしているからいけない。アーティスト椿昇氏に出会って、スゴイ人だと思ったのだが、それをなかなか表せずにいる。スゴイなぁというクオリアを言語化できないのだ。で、それは諦めていったん保留とし、前…

ケイタイを持ったサルと駆け足のロボット

HONDAのロボットが駆け足になった。なんとも可愛い動きだけど、スゴイー。人間がなにげなくやっていることが、ロボットには途轍もなくむずかしいということが想像できるからだ。先日偶然、京都大学霊長類研究所 正高信男さん(『ケイタイをもったサル著者』…

ルーティンワークの功

知人のコメントが載っているというので、『アエラ』を連続して買った。そうじゃなくても買っただろう。表紙が柳家花禄の兄さんと佐藤琢磨だもの。(女性の購読者が多いというから、ねらい通りってわけ)そこに、久しぶりの戸井十月氏のコラムを見つけた。ゲ…

たんと暖冬

朝早くから洗濯を干した。気持ちイイ。て言うか、暖かすぎじゃな〜い? ベランダにある秋の花、まだ咲いていますから…。中越地方の湯沢スキー場には今になっても全く雪がないそうだ。かつて湯沢、六日町のスキー場に行ったことがある。上越の雪はあまり好き…

詩とおでんと

ポツポツ詩人くんが集まり会場設定をしている。本日のunaは詩の朗読会。好評だったため恒例のようになっている。12月ということで、ろうそくの灯。突然CDプレーヤーが不調になったため、インテリア化していた年代物のステレオでLPをかける。いいねぇ。期せず…

点と線

TVでデジタル画像を簡単に説明していた。いまさらながらだが、改めて「ああそうか」と思ったことがある。デジタルは限りなく細分化し、平均値を点化したものだった。そもそも複写画像とは、そういう処理方法だった。その細分化された領域、つまり点は境界…

久々に会う連中

体調不良。が、私が声をかけた関係で、抜けられない会がある。出かける前にメールチェックしたら、ビックリ情報が飛び込んできた。今日の会に多忙で行けないという同級生N君。多忙のひとつは協力開発したニンテンドーDSゲームソフトが好評で、大変な騒ぎ…

続いた訃報

階下に続けて訃報が掲示されていた。先日の方は確か50歳だった。若い。と、今日はなんと42歳。「えっ」と一瞬息を呑む。痛いよなー。若すぎ。ともに男性であった。 掲示には大抵「病気療養中でしたが、――」とあるが、今回はどちらもなにも書かれていない…

帰巣本能による悲喜

新聞に南極越冬隊の村山雅美隊長がエッセイを連載している。今、南極越冬隊と言っても知らない人が多いかもしれないが、極地研究のために毎年南極に行き、日本の昭和基地で越冬していた。有名で映画にもなった、樺太犬のタロとジロの生存秘話がある。いつだ…

美しい時間(とき)

茂木健一郎氏の講座最終回はたいてい対談である。今回のお相手は布施英利芸大教授。芸大で何度か姿を拝見してはいるが、お話を聞くのははじめて。彼は養老孟司氏にあこがれて解剖に引かれ、今は亡き三木成夫氏に付いて学んでいる。風貌は独特で、あのフジタ…

巧妙な大衆心理操作

竹内まりやの歌声か、なつかしいメロディがTVから流れてきて、しばし画面を見入る。 ショックダ。なんと引越し屋のCM。それも「シルバー世代使用」プランの宣伝。クソーッ。奴等の(思う)ツボにはまった自分が情けない。まだ対象外の年代だが、まんまと…

痕跡のこる言葉

「ルパン三世にも盗めまい」 願いはすべて達成されているから僕はちゃんと 悲しい 願いを実現するために僕は死に物狂いでだらだらする そんなことの繰り返し に 飽きたので 腹の底を 塗り替えるよありきたりのペンキを持ってきてくれ いっさいがっさい入れ替…

他力本願な場

森達也はじめてのピン講演(本人曰く)に行く。会場はイスを円形に配置した設定。森さんらしいと思う。実は「いま森さんは何を話すんだろう」と、お気楽に参加した。そしたら森さんも「何か聞きたいことある?」というスタンスだ。(彼のキャラだったらそう…

日本民藝館

駒場東大前駅にほどなく日本民藝館がある。年に一度の公募展。東北在住の手仕事をする友人に誘われた。都会の真ん中とは思えない、時間も空間もゆったりとした佇まい。民藝館を作り、民藝運動の創始者である柳宗悦と格別の交友のあったバーナード・リーチと…

『徒然草』を読む会

めずらしく漢文の解釈が入る。古文漢文全く無知な私である。だから今ごろ古典に接しているわけだが、漢文にもまた興味が湧いてきた。中国文化は仏教・儒教に交差するように老荘思想が絡む。老壮思想は仏教のような宗教ではない。かかわり方とか暮らし方か。…

ほぼ同性同名

スタッフに「子」がつくかつかないかの違いしかない、ほぼ同姓同名の人がいる。年齢もほぼ同じ。最初に子がつく人に、例えばユキ子をユキちゃんと呼んでしまったものだから、混乱至極。話が錯綜する。その上二人で組むときもある。「『こありちゃん』と『こ…

シンクロ力?

ビックリ。TVで斎藤孝氏の授業?とやらをやっていて、現在の「腰力」の衰えを指摘していた。その時に出された問題の答えが「和式トイレがなくなった事が、腰力が弱くなった理由のひとつだ」というもの。前頁に書いたばかりだったから驚いた。その説は結構…

ワンランク上の困難

ボディワーク。丁寧な動きでからだを感じる時間だ。講師のFさんがある外国籍の人から「なぜ日本ではみんな様式トイレにしちゃったんですか?もったいない」と言われたそうだ。洋式トイレは楽だし快適だと思うが…。彼が言うには、毎日必ず何回かあの“しゃがみ…

暗中模索と五里霧中

友人がちょっと気になることを書いていたので電話をした。私:「なにかあったの?」。Y:「別に、いつも詰まっているから状況は変わらないのだけれど…」。「<五里霧中>に陥ったって書いてあったから…」。Y:「暗中模索じゃなくて、五里霧中だからね。ダ…

おばさまパワー

知人から誘われて、織物作品の展示に行った。作品もだが、蔦の絡まる古い建物自体が大変に気に入った。青山通りの裏、人通りも少なく、明治か大正モダンの時代をそのままに残している。サロンは熟年の女性オーナーで、作家さんも同年代の女性らしい。知人の…

ワインで旧交を温める

※日付がズレていた。GIGAノートはメモとしてマメに書いているが、コチラは日をあけて書くことが多いので混線したらしい。早朝に届いた友人からの情報をK氏に転送したら、思わぬ情報が飛び込んできた。飲み会のお誘いである。日程は空いていた。体調もま…

作られてきた清潔観

針灸師の友人が上野圭一氏を囲む会をした。誘いを受け、返事をしていなかったら、連絡が入った。今日だった。予定を変更してそちらに参加する。一度お話を聞いたことはあるが、私は彼の翻訳したものに、より興味を持っていた。アンドリュー・ワイル氏の『人…

あの日に帰りたい…体型

昨夜久しぶりに帰宅した娘が、私の昔の服を物色している。ほとんどは捨ててしまったが、お気に入りや品物のいいのは捨てられず、押入れの奥にしまったままある。ひっぱり出していちいち着てみている。なんでも古着で買ったジャケットが気に入り、同時代のも…

脳の多動状態

ミーティングの前にM氏と打ち合わせ。飲食の店をやるM氏がこのごろ店に来る若者の「はしゃぎ」が気になるという。空騒ぎというか、ガチャガチャしたうるささ。私もなんとなく感じる。鬱を潜めた躁状態とでも言うような、本当のうれしさや明るさではない。…

たかが雑誌、されど

文化の日で休日だったことに昨日気づく。白川靜氏が文化勲章を受けたそうだ。高齢で授賞式には参加されなかったらしいが。その白川氏の文章が載っている『風の旅人』(ユーラシア旅行社)isbn:490191913X は読み応えある雑誌だ。まだ二冊しか読んでいないが…

笑える間取り

『間取りの手帖』を安く手に入れた。以前、本屋で立ち読みをして、おもしろいと思ったが、値段をみてやめたものだ。数編のコラム以外、全編間取りだけが描かれている。それもへんてこな間取りばかり。よくこんなものを見つけたよなぁと思う。なんでこんなと…

「エコノミークラス症候群」の危険性

新潟地震では「エコノミークラス症候群」で亡くなった方が現れた。車の中という狭いところに同じ姿勢で何時間もいたために発症したという。なるほど、飛行機だけのことではないのだ。私は遠距離通勤をしている。始発からただ座っていれば着くので、それほど…