2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

とんがり続ける熱

「僕らの音楽」という番組を見た。鳥越俊太郎がインタビューするやつ。たまたま新聞で見つけてあわてて見たので、例のごとく途中からだった。メインゲストはメンバーが「ハダケツヨシ」のCMに出ているウルフルズ。ライブと吉祥寺の焼き鳥屋で飲みながらの…

Chill

茂木脳講座。参考に観たDVDは歌劇トスカと、マタイ受難曲39番のアリアなど。 今回は感激とか戦慄を意味する“chill”に関する脳内活動の実験報告。結果から言うと、音楽(クラシック)から受ける戦慄と、food、sex、drugsなどで味わう快…

ゼロの強み

朝起きた直後に考えていたことを取り出すと、結構面白い。まだワープロを使っていたときは、私の机がすぐ横にあり、そのまま書き出すことができた。いまパソコンは電話線のあるリビングにある。起きて着替えて朝食の準備など、と動いている間に、忘れてしま…

友より元気をもらう

久しぶりの友人と会食。アルコール付き。 いま学生であり、仕事人でもある彼女は年代、家族構成が私と似ている。ときどきしか会えないが、会えば気づいたことや問題意識、果ては詰まり方まで近似していることに、お互い驚くのが常であった。 先日聞いたばか…

デザインと進化論

ヒマラヤの高地で生息するユキヒョウの生態を追った番組があって、そこに夏季に咲く植物の姿が映し出された。きれいであった。鮮やかな紅色の花には沢山の長い産毛が生えていた。世界には、あんな過酷なところになぜわざわざ生息するのか、と思う生物が沢山…

俺流とOnly one

「ああ、始まっちゃう」とテーブル上のノートパソコンで、これから大事な番組を見ようとしている若者が、いきなりイヤホーンを外される。向かいのイスには満面笑みの落合某。うれしそうに「君も俺流だろ?」と言い寄る。憮然と木村某が「そんなこと言ってな…

デザイントークのつづき

デザイナー原研哉氏の話は、いい話だった。なぜかというと、それが専門分野の話に留まらず、どんな人にでも着地できるところがあったからではないかと思う。話を聞いたり、本を読んでも、全くからだに入ってこないものがある。言葉が素通りしてしまう。意見…

脳を喜ばせるデザイン

茂木脳講座。通常は最後の会が対談形式になっているのだが、今回は一回目に対談が入っていた。お相手はデザイナー原研哉氏(つい先日、朝日新聞に出たという全面広告を手がけている方。我が家は他紙のため、目にしていないが、国宝の茶室に無印良品の白磁?…

僕のおじさん

中沢新一著『僕の叔父さん網野善彦』をとても面白く読んだ。網野氏、常民を見出した網野史論の魅力が、圧縮保存されている感じ。中沢氏の叔父さんであることは知っていたが、彼の成育にこれほど影響を受けていたとは知らなかった。中沢家、途中から加わった…

鬼気迫る

朝一番に衝撃を受けた希樹木林さんのニュース。乳がんの手術をしていたことが目に飛び込んできた。それに加え、網膜はく離で手術せず、片目を失明しての活躍だったことが衝撃だった。つい先日もっくんの漱石でスゴイ存在感を見せてもらったばかりだったから…

1995年

1月17日早朝に阪神淡路大震災があった。1995年だからもう10年経つ。すぐに1995年3月には地下鉄サリン事件があった。大変な年だったのだ。関東では震災の被害はなかったからサリン事件の方がインパクトが強い。しかし考えると、そのことが起きた…

パロディストはめげない

NHKのプロデューサーが、制作にあたり圧力があったという内部告発。安倍晋三氏と中川昭一氏の名前が挙がっている。もう4年も前のこと。それから改善がみられず、決心の発言なのだろう。だが、安倍氏は「中立公平にと言っただけだ」と弁明している。ある…

土星探査機ホイヘンスからの映像

土星の衛星タイタンに小型探索機が着地した。その過程で映像を送ってきた。小石がゴロゴロしている感じだ。それは氷の塊らしい。氷!1.5気圧の大気もあるそうだし、それだけで、ワクワクする。やはり生命誕生前の原始地球の状態に似ているのだそうだ。分…

今日は成人式だった日

昔は成人式の祭日にどんと焼きもあった。書初めを焼いたり、お飾りを焼いたりした。それまではお飾りを飾っていたということになるの。いまはどうなのだろう。学童児がいないからわからない。10日にどんと焼きやっているのかしら?あまりピンとこない。そ…

「パッチギ!」

井筒和幸監督の「パッチギ!」が紹介されていた。1968年の京都で日本人と在日コリアンの高校生の物語。放送禁止歌になった「イムジン河」を訳した松山猛『少年Mのイムジン河』が原案だそうだ。1968年は激動の年。当時の空気や温度がうかがえそうだ…

豪雪地帯

TVで中越の雪を見たが、あれはただ事ではない量だなぁ。あの地域は冬は二階から出入りするのだからあのくらいが普通なのだろう。壊れかけの屋根にも1・5メートルほど積もっている。やはりこの雪で潰れてしまった家がある。せっかく災害は逃れたというの…

ショパンはお好き?

ショパンが好きだ。そう「ショパンを口にするのは早い!」というCMのアレである。チョコレート嫌いではないが、わざわざ買うほどではない。けれど、ショパンは美味しい。安売りしていると、買ってしまう。好ましい苦さと甘さ。まろやかさもちょうどいい。…

初詣→トークイベント

花園神社に参った。今ごろはもうすいていた。古いお札を納め、新たにお札&おみくじ。まあなんとかなっていく年らしい。脇にあった芸能の神様にもお参り。大久保の韓国街から新宿に戻る。夜ひとりでは歩きたくないような道だ。ふとむかーし行った洋食屋の前…

婦人毛玉とりにのめる

電車の中で通路の反対に座った初老の夫婦。シャーシャーと音がする。なにやら婦人の方が相手の背中のホコリをとっている様子。しかし、そのシャーシャー音はなかなか止まない。見ると今度は自分の外套の毛玉もとっているらしい。ガムテープが一巻き、前の座…

シンクロな一日

・茂木健一郎氏の日記にギャラリー「冊」での出来事が書かれていた。「あ、“冊”だ。茂木さんも行ったんだー」。冊へはオープニングPに行きそびれ、去年からSちゃんと行こう、行こうと言っていた場所なのであった。・朝刊を開くと、見開きに安保徹氏。「あ…

漱石という亡霊

このところよく漱石先生の記事を目にする。と思ったら、『我輩は猫である』以来100年目なのだそうだ。つまり小説家漱石先生誕生100年という訳である。正月もっくんの漱石を見た。久世光彦演出「夏目家の食卓」というものだ。ハチャメチャな内容。久世…

関わり粒子

アーティストの卵、Hくんと彼の作品と話す。 >>> 例えば…現代アートについて語っている輪があったとする。それなりに先駆的な話になっている。そこにAが登場するんだ。 A「聞いてたんだけどさぁ…だいたい君たち、アートという認識についての定義を確認…

M・シューマッハのこころ

スマトラ沖地震に対してF1レーサーのシューマッハが10億円の寄付。10億円!ちょっと想像つかない。いくら稼ぎがいいからといってもひとりの寄付の額としてはスゴイネ。彼はドイツの人だと思う。全世界で毎週のようにレースをしているから、地球全体が同…

佐藤雅彦!

たまたまTVで観たアニメーション。あれをアニメーションと言うのだろうか、全く違うアプローチなのだ。刺激されるところが違うという感じ。作者は佐藤雅彦氏。佐藤研の作品群だった。おもしろい、超おもしろい! 佐藤雅彦氏は有名コマーシャルを数多く手がけ…

中華街とシルクロード

朝食抜きで、横浜中華街。恒例の一族での食事会復活。去年は近場のお台場で済ませたが、今年は元気になった90歳の義母の希望。帰りはうちが大田区の実家まで車で送る。途中、事故による渋滞に出くわし難儀する。甥のおすすめ、行列のできる豚マン屋で饅頭…

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 寒い年明け。一日家のなか。おせちとお雑煮、美味しくいただく。が、不調のためアルコール抜き。残念。ツレはもらいものの金箔入り日本酒をひとりでちびちびと。息子は飲まない人なので、食べ終わるとそそくさとリビングに…