2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

辺見庸の言語

新聞の切り抜きを整理しなきゃ・・久しぶりに辺見庸氏が書いていた。彼の言葉の撰びが私はとても好きなのだ。今回も、「滴るほどの緑をたたえていた窓外の公孫樹(いちょう)がいつの間にか眩しく黄化し、はらほろと旋回しながら散り落ちるまで病院にいた」…

ジャンジャンな 夜

渋谷の喧騒を抜け 通りに面した階段を降りていくと 小さな小屋があった 舞台では女優さんが歌っている すこし気だるくて 時にリズミカルに 行ったことはないけれど なつかしき時代のパリ といった感じのサウンドに 自分を溶け込ませてみたりして すこし背伸…

問い→観察→納得→嬉しい

ちょっとした縁で、動物行動学者日高敏隆氏の名前を知ったのは、もうずいぶん前のこと。まず訳書である有名なコンラート・ローレンツの『ソロモンの指輪』から。それからエッセイなどを読ませていただいていたけれど、今回講演を聴く機会にめぐまれる。19…