2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

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本日で2005年が半分過ぎたことになる。なんとも速い。速すぎです。つまり、○○歳の半分が消化されたことになるのだ。 ちかごろ鏡をとんと見なくなった。化粧をしないので、しっかり自覚的に自分の顔を見ることがない。たまに見ると、愕然とする。自分の顔の記…

磨けや磨け

Cさんと読んでいる論語に参加したKさんが感想を書いていたのでちょっと引用 今日いちばんどきーっとしたのは、美玉の話。 孔子はとても優れた人物だが、なかなか用いられない。 そのことについて弟子の子貢が孔子に問いかける。 「ここにひとつの美玉があ…

風土と気質

『遥かなるケンブリッジ』では数学者藤原正彦氏が一家で経験したイギリス留学の模様を書いている。文化の違いや伝統が生きているその大学や地域についてが、日常の様子から感じとれる。おもしろかった。一度その空気の中に佇んでみたい、と思った。だが、観…

言葉と知覚

朗読ゲーム「ロクロの会」というのを月一でやっている。各自読みたいものを持ち寄る。ランダムに決められたものを順番に読んでいくだけの単純なものだが、それが意外におもしろい。まず人の声を通して聞くこと。初めて目にする文字を追いながら声を出すこと…

茂木健一郎先生

東大教養学部池上高志先生のアレンジした物理の公開授業に行く。 少し早めに行き、民藝館側にあるカフェでオリーブオイルを買う。サラダを食べたときにビネガーなしでも美味しかったので、買いに来たいと思っていたところ。ちょうどよかった。そして東大生協…

見えないことで見えてくる

本日は夏至。昼が最も長い日。100万人のキャンドルナイトの呼びかけ人辻信一氏*1に先日お会いしたこともあり、今年もunaでキャンドルナイトをすることにした。*2もともとその日のカフェ担当者はスローライフに関心があり、ときどきローソクの灯りだけで夜…

誠実な旨さ

昨日と明日イベントがあり、今日はミーティングと、ちょっとハード。でも休店日なので、いつもより早く始め、早く終わる(あたりまえだけど)。最近のんべぇのスタッフが増え、自前のメニューを振舞ってくれることがある。もちろん自分も飲みたいわけで…今日…

びわとさくらんぼ

知人の誕生日だという報告に、太宰治の命日、桜桃忌でもあると書かれていた。そうだった。確かにさくらんぼの季節ですね。さくらんぼが好きな私は、でも日本のさくらんぼは少々値が張るので、なかなか買う勇気がでない。アメリカンチェリーの方が早く出てい…

対等な対話

茂木健一郎脳講座。脳と癒しの最終日。オペラ「タンホイザー」の部分を鑑賞。なにせ、英語字幕だからイマイチ感動に欠ける。むかーし、ちょこっと音楽の講義で、ワーグナーの話を聞いたことがあるが、覚えていないしー。 で、最後は今回のテーマである正統「…

本からの気配

アマゾンからリサイクル本が届いた 丁寧に包装されたテープをはがして 手にとってみる パラパラとページを繰った しおりが後半5ミリくらいのところにあった きっと、ここから一気に読み終わったんだ… どんな気持ちで読んだのだろう これからその思いを私も…

キュウリとトマト

露地トマトとキュウリを買ってきた さっそくつまむ 美味しいと思った それぞれの癖 トマトの臭さやキュウリの渋さ草のにおいがした トマトもキュウリも日常的に食べるようになったから、 だんだん気がつかなくなっていた草の味 食材の前に植物だってことを忘…

点と場所

『風の旅人』という骨太な雑誌がある。編集長佐伯剛氏の話を聞く機会があった。発行はユーラシア旅行社という旅行会社である。しかも編集スタッフは彼を含め極少人数だという。発刊のいきさつや理念と、整理された彼の話は、私をずいぶん励まし、力づけてく…

「映画日本国憲法」

unaで『チョムスキー9・11』のジャン・ユンカーマン監督のDVD『映画日本国憲法』を観た。DVDには、奈良美智氏のイラスト。最初に黒いバックに白い文字で憲法に書かれている文が流れる。改めて読んでみる。 政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こ…

五風十雨

天気が悪い上、湿度も高い。べったりとした汗をかく。昨夜の室温29°湿度70%近い。なんだ、体調が悪いせいじゃないじゃん。まともに暑いんだ。急に髪がうっとうしく感じてきた。 今朝、突然美容院に行った。美容院は好きじゃない。めんどうくさい。高い…

梅雨入り

土曜日はダウンしてた。雨模様。前線の影響で気圧が低くなっているからではないかと推察。このところ、からだに来ていたので「こんな日がなくちゃね」とばかり日曜日もダラダラして過ごす。

丁寧な時間の実践

さて、書いたことは、「べてるの家」のビデオを観たことからだった。べてるは北海道にある、精神障害者が真の自立を目指しているコミュニティの総称。今回はホヤホヤ最新作と10年前のものを観た。今や人気沸騰で、入所できないくらい。それに彼らが作った…

ぞっっ

日記を書こうとして、「なんだか書いたことあるなぁ、こんなこと」と思って、日記を繰ったり、メモを見てみたがどこにも書かれていない。おかしいなぁ、ディジャブか?なんて思っていたら、思い出した。あの文章は消えたのだった!この日の日記を時間をかけ…

日々学んでいる“何か”

内田樹氏がブログで「学び」について書かれている。多分『先生はえらい』の視点と同じだと思う。 例えば 赤ちゃんが母語を学んでいるとき、赤ちゃんには「言語」という概念がない。もちろん「コミュニケーション」という概念もないし、「熟練した母語運用能…

歴史とは切ないものなのか

茂木健一郎氏のブログから飛んで、彼が来訪したという川村隆夫氏のページを見た。文化財としての家に佇む茂木氏の様子や言葉がそこに紹介されていた。 「雑草が生い、苔むす河村家の風情には、時間が見える。ながい時間のながれが見える。それが歴史というも…

各分野のリアリティ

本日は精神医療センターの開設20周年の記念講演会があるのだ。昨日に続きまたまた濃密な一日であった。千葉精神医療センターはセンター長、精神科医計見一雄氏を中心に、先端的な医療を試みてきた。野村進『救急精神病棟』 を読み、計見氏のお話を聞きたい…

山がない!

午前に家を出て、都心を通り越して京葉線の幕張。すごーく遠いと思ったが、案外近かった(しかし東京駅の連絡通路の長いこと!)。驚いたことに千葉は山がない! 神奈川県は緑が多いというか、どこかに山が見えている。千葉の平野にはマンションは少なく、一…

宗教は生きるテクニックの一つ

新潮社の『考える人』に二回に渡って掲載された脳科学者茂木健一郎×禅僧南直哉氏の対談はとても興味深く、また共感していた。特に未知である南氏に、いたく興味を抱いたのだが、その組み合わせで対談があり、リアルな南氏にお会いすることができてしまった。…

懐かしい未来

久し振りの銀座。一丁目のギャラリー小柳にてアーティスト束芋さんの個展。そのあと西銀座デパートあたりのなつかしい界隈を抜け、交通会館に出る。人類学者辻信一ファミリーの展覧会が開催されているのだ。先日青山BCのトークショーでお会いし、ご挨拶は…