2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

栗のいがと放下

昨日のつづき 行あきや 手をひろげたる 栗のいが 芭蕉 これも絵が浮かんできそうな秋の句である。芭蕉の故郷は栗の産地。 栗のいがが開いている。はじき出て、実はそとにある。そんな情景を、実をこころととらえ、こころを外に出し、いがで囲まれた身体を包…

へばりつく木の葉

月一の古典散策の会。今年は『芭蕉七部集』 まつ茸や しらぬ木の葉の へばりつく 芭蕉 芭蕉は言葉で描く景色ばかりではなく、そこにとても深い読みが含まれているとC講師はいつも説く。これもまつ茸を(待つだけ)と。木の葉を(言の葉)と捉える。 本来なら…

「ちぇっ!」と思って進む

茂木健一郎×佐藤可士和×住吉美紀鼎談。 住吉嬢はNHKのアナウンサーで、佐藤氏は新進気鋭のデザイナー。大手企業飲料、携帯、店舗などのデザインをしている。その二人をゲストに迎え、ホスト茂木健一郎という趣向だ。街に出た「プロフェショナル」といったと…

みんなで作る

万華鏡というものはいったいどういう過程で生まれてきたものだろうか。考えれば不思議なことである。民芸店などで見たとか、お土産にもらったとか・・かなり昔から親しんでいたもの。今だに親しまれているようだ。というより、流行りなのかもしれない。 それ…

強要なき愛

知人からの案内で、ダライラマの講演を聞きに行った。ちょっと高額だったけれど、私への誕生日プレゼント。朝が早いので、ホテルに前泊。いつもより早めにチェックイン。持参した本をじっくり読むことができ、満足な夜。 読んだ本は医学者であり、哲学者の澤…