みんなで作る

VISUAL INTERIOR 万華鏡~神秘の小宇宙~ [DVD]
万華鏡というものはいったいどういう過程で生まれてきたものだろうか。考えれば不思議なことである。民芸店などで見たとか、お土産にもらったとか・・かなり昔から親しんでいたもの。今だに親しまれているようだ。というより、流行りなのかもしれない。


それを自分たちで作るという機会が巡ってきた。ワークショップを企画したのだ。好評で、今回は二回目になる。私は二回目なのであまり期待もせず参加したが、気がつけば興奮していた。講師はいくつも作品にしている方で、試行錯誤、工夫が随所にある。それを聞くだけでも「へぇ〜」と感心。


材料を選ぶのが、また楽しい。あらゆるものが“具”になる。ビーズ、貝殻、チューブ、レース、モールなどなど。それを探す回るのも楽しいと講師Sさん。みなさん、あれを入れたりこれを入れたりとのぞきながら試作している。「キャーきれいー」、「おう。スゴーイ」とか、あちこちから興奮の声。


今回は具のなかにオイルを入れるというステップアップな挑戦。オイルを入れると動きがゆるやかに継続的になるので、その経過がまたおもしろい。すこし重めの方がいいとか、少なめのほうがいいとか、前回とはまた条件が違う。


世界に一つしかない。そして、一回しか出会えない図柄。それが愛しい。今回はクリスマスバージョンですこし華やかに。六角形の幾何学模様はイスラムのパターンに似ていた。クリスマスというより、モスクの天井模様のよう。輝いて美しい。


それぞれが出来上がり、お互いの作品をのぞき合い、語る。初めての面々が一つのことを通して、こころ通わせる。ワークショップは、そんな気持ちの満足が魅力なのである。