2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

道具を使う切実

涼しい日があると、暑さが堪える。日がなゴロゴロ。日がなごろごろといえば、たまたまTVでらっこの生態を見た。プカプカと海に浮き、腹の上で石を使って貝を割って食べる。その仕草が「かわいい!」と人気だが、「かわいい」なんてのんきなものではなかっ…

自由という不自由

K書店でルソー『孤独な散歩者の夢想』、そして中沢新一・赤坂憲雄の『網野善彦を継ぐ』を買う。その後単身上京している若者とさしで会食をした。複数でいると話題も中断したりして、なかなか落ち着いて話すことができない。そうは言っても、大部分を世間話…

「こころ打たれる」とはなんぞや

久しぶりにリアル本屋を覗いた。K屋本店。覗くだけで終わるはずがなかった。二階だけで済ませたが、それでも文庫の松岡正剛『花鳥風月の科学』と内村鑑三『代表的日本人』を買い、ルソーの取り置きを頼んでしまった。(目が辛いので、なるべく文庫は買わな…

ケイタイがなければ困る〜、こまる

あなたがいなければ困る〜と歌う君がいる。はて、私にすれば何にあたるだろうと考えた。パソコン?ケイタイ? 確かに定期を忘れた時とケイタイを忘れたときでの不安度を考えると、ケイタイの方が大きい。ちょっとの遅刻ぐらいなら取りに行くかな? このごろ…

パペ教授

『ハイスクール1968』の四方田犬彦氏はいまイスラエルの大学で教えている。ずいぶん前に韓国の大学でも教えていたことがある人だが、今度はなんとイスラエル。先鋭的感度というか、ユニークな周波数をお持ちのようだ。彼は赴任以来、現地の様子をライブ…

よあけ

毎日暑い。夜更けまで起きていたというのに、目が覚めてしまった。まだ夜明け前だった。流石に暑さも落ち着いて、そよそよとした風が入ってくる。寝るのも嫌になっていたので、ベランダに出て、新聞でも読むことにした。空は曇り気味だが山の端近くは明るい…

再びABC倒産

青山ブックセンター(ABC)の倒産というニュースが、私に関わることは一読者の感慨という程度にすぎないと思っていたが、意外に接近した出来事だった。新聞ではほとんど目にしないものの、周りの熱気はすごい。いつもなにげなく付き合っている人の中に、…

ありえな〜い

著者や編集者が多くいる集まりで会食をしていると、情報速達便のSさんが「青山ブックセンター(ABC)破産したんですよ」と言う。「えー、うそ〜」と騒然となる。「ああそういうことだったんですか」と編集者さん。どうしたことか最近納品を渋る様子、な…

クローンの幸せ

フレッシュマン、フレッシュガールと快飲した。集団で見ると、「いまどきの」という色が確かにある。しかし一人ひとり話してみると、さまざまな思いや夢、また違和も抱いている。けれど彼等は熱く語ることがダサかったり、マジメな話は引かれたりする。それ…

ビッグでワイドなKONISHIKI

何が片付かないって、紙類。それもすぐにアタマに入らない(記憶)ものだから、いつか記録をしようと思ってとっておく紙片が多いのだ。なんでこんなものがという中をみるとKONISHIKIのインタビュー記事。相撲もスポーツもあまり興味ないけれど、彼の言葉が気…

熱き風

ひさびさに芝居を観る。青年団を主宰する平田オリザ作品「もう風も吹かない」。友人と桜木町から横浜線に乗り、町田の先で降りた。見慣れない街の駅前にはりっぱな芸術ホール。彼が教えている大学のホールなのである。演劇コースの学生たちと青年団の公演。…

スゴイネ、折り紙文化(?)

このごろネット書店の利用が増えた。そのせいかリアル書店に行くことが減った。その分衝動買いの雑誌の購入は減ったが、逆にネットでは関連本をついつい買ってしまう。どっちがいいのやら…。先日小包が届いた。ダンボールを開けて、ちょっと感動してしまった…

かたづけるべきものは…

ちょっと読みたいものがあって、週刊誌を買った。実に久しぶりである。そのなかに、何事もつい仕事に結びつけて考えてしまうというエコノミストの原田泰氏の文章があった。彼は「オンとオフの違いは、取り留めなく考えてしまうことだ」と言い、それが愉しみ…

かたづけ能力は編集能力?

かたづけられない女を自認している私であるが、大人のADHD(注意欠陥・多動性障害)も片付けられない女だった。TVのVTRを見ていたら、ADHDの彼女が部屋一杯になっている衣類?を袋に入れているのだが、ただ入れているだけで、分類していない。ナレーションで…