2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『I’m“MG”』読んでみて

『あじくら通信』を発行しているアジア好きの人たちのゆるーい集まりがある。そのメンバーでもある「わたなべすがこ」さんの本がでた。彼女は元気いっぱい、エネルギッシュに各地を飛びまわっていた人で、当時は老人の介護をしていた。ところがある日、突然…

存在を消した存在感

ボディワークのあと、映画「休暇」を観た。 想像どおり、なかなかいい作品だった。ささやかな日常のしぐさに、刑務官としての重苦しい勤務のシーンが、拮抗しながら脳裏に重ねられていく。 こまやかによくつくられた映画だと思った。特に悲しいわけではない…

観たい映画「休暇」

6月7日封切りの映画がある。 門井肇監督「休暇」。 吉村昭の同名小説『休暇』(『蛍』に収録)を時代を現代にして作っているらしい。 登場人物は死刑因と刑務官、その周辺の人々。 役者は死刑因に西島秀俊、一人暮らしが長い刑務官に小林薫(この配役だけ…

日本の青空

ボディワークのあと、友人の勧めで映画「日本の青空」(大澤豊監督)を観た。終戦を迎え、憲法学者の鈴木安蔵を中心とした民間人のグループ「憲法研究会」が自主的に新憲法の草案を作っていた。鈴木氏は戦前戦中と思想弾圧や投獄など、つらい生活を強いられ…