存在を消した存在感
ボディワークのあと、映画「休暇」を観た。
想像どおり、なかなかいい作品だった。ささやかな日常のしぐさに、刑務官としての重苦しい勤務のシーンが、拮抗しながら脳裏に重ねられていく。
こまやかによくつくられた映画だと思った。特に悲しいわけではないのに、何度か涙が頬を流れた。出来事にではなく、強いて言えば人の哀しさというようなものに、、であった気がする。
友人に、観終わってのもろもろの感想を熱く(?)語っていたら「これから観るんだから、あんまり言わないで」と言われてしまった。従って、ここでも具体的には書かないことにする。
ただ、観終わってしばらくは死刑因役の西島秀俊の存在がこころの隅に居座っていた。刑務官役の小林薫の上手さは言うまでもないのだが、ほとんど動きのない、発言のない、共有するもののない死刑因役。希薄な存在を演じている西島君の存在感は圧倒的である。
他にも縁のある監督の映画がかかる。網羅しきれない。
ボディワークのあと、映画「休暇」を観た。
想像どおり、なかなかいい作品だった。ささやかな日常のしぐさに、刑務官としての重苦しい勤務のシーンが、拮抗しながら脳裏に重ねられていく。
こまやかによくつくられた映画だと思った。特に悲しいわけではないのに、何度か涙が頬を流れた。出来事にではなく、強いて言えば人の哀しさというようなものに、、であった気がする。
友人に、観終わってのもろもろの感想を熱く(?)語っていたら「これから観るんだから、あんまり言わないで」と言われてしまった。従って、ここでも具体的には書かないことにする。
ただ、観終わってしばらくは死刑因役の西島秀俊の存在がこころの隅に居座っていた。刑務官役の小林薫の上手さは言うまでもないのだが、ほとんど動きのない、発言のない、共有するもののない死刑因役。希薄な存在を演じている西島君の存在感は圧倒的である。
他にも縁のある監督の映画がかかる。網羅しきれない。