2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

脳と日常

注目の若手脳科学者(62年生まれ)、茂木健一郎氏のお話を聞きに行く。聴くのは二回目である。前回もおもしろい事とは言え、困難なことに注目している人だなぁと思ったが、今回はまた「すごいことやってるなぁ」と違った感慨を持った。彼は養老さんが師匠…

美と日常

スケジュールが立て込み、非日常な日々が続く。疲労感、特に時間の早さが日常的数値を超えている。 白州正子の『風花抄』に「美は技術を離れては存在しない。しかし、技巧だけでも生まれやしない。普段の暮らしぶりや人柄までもが正直に映し出されるのが、美…

重ねて「お大事に」

長島茂雄さんが脳梗塞で倒れて以来、友人の父上が脳腫瘍で手術、他の友人の父上が入院と、病気の情報が続く。昨日の夕刊には作家の辺見庸さんが14日講演先で倒れたというニュース。ちょっとショックだ。 新聞によると、新潟で「いま私たちにできることーど…

「お大事に」

“Take care of yourself” は「お大事に」という意味だ。直訳は「あなたのからだはどうぞご自身でケアしてくださいね」。そういう根源的なことを、ことあるごとに医療者はメッセージしていたのだった。しかし、いまの現実は両者ともにこの本来的なセルフケア…

偶然という情報

先月末、芥川賞作家玄侑宗久氏のお話を聞きに行った。その時のこと、非常に大雑把で安易な理解ではあるが忘備録として書き留めておきたいと思った。(誤解も含む) だいぶ以前、アーティストでもあるお連れ合いの方と親しくなった。それで彼女に会えるかと、…

文化的動きと政治的動き

イベントが続く。今日は池袋にある書店J。知人のいる月曜社の『文化=政治』に関連した催し。著者の毛利嘉孝×野田努トークセッション。若者で満員だったことには驚きだった。毛利氏はいま九州大学で教えているはずだから、わざわざ上京されたのかなぁ。わた…

暮らしの中の美術

岡本敏子さんと島袋(shimabuku)道浩さんのトークショウに行った。好奇心旺盛で少女のようなところのある岡本さんのエネルギーは岡本太郎氏と似たものがある。ずっとご一緒していると、似てしまうものなのか。 島袋さんは海外で多く活躍されている若い美術…

自己治療としての絵

弥生三月である。弥生と言えば、ほかで書いた草間弥生さんのこと*1を思い出す。高齢にもかかわらず、いよいよ活躍さかんな現代美術のアーティスト。ただいまあの、六本木ヒルズで展覧会が開催されている。Hpの作品を見てポップな感じに驚いた。しかし、彼女…