2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

A WILD HARUKI CHASE

村上春樹氏を抜きにした春樹の国際シンポジウム。「春樹をめぐる冒険」というわけだ。 どうも日本よりも世界での評価が高いらしい。世界各国で夥しい数が翻訳されている。その翻訳者が駒場の講堂に集った。5時間もの長時間、どうしたものかと思ったが、あっ…

評伝というもの

切り抜いた新聞記事がたまっている。えー、ずいぶん前の記事だ。長部日出雄氏のインタビューが載っている。評伝文学の一人者。評価の高い人物だが、評伝をあまり読まないので彼についても全く無知。で、なぜ切り取っておいたのかというと、彼の向かう姿勢が…

忘備録

もう22日だ。早いのね、日が過ぎるのが…。まとめがたまっているが、また忘備録でごまかす。18日…unaで朗読の会。毎回新しくて、意外な本に出会えて楽しみ。今回は目の不自由な人が参加していたら、自分でも読みたくなったと、テープを聞きながら、同時朗…

寂聴さんの無念

新聞に瀬戸内寂聴さんが先日急逝した久世光彦さんとの事を書いている。彼はライターではなくマッチで火をつけて煙草を吸いたい人だった。近ごろはそのマッチが手に入らないとエッセイに書かれていたそうだ。そこで彼女は以来、寂庵制のマッチに加え、旅先で…

文化学院という文化

1921年創立の文化学院が広く建て直されるという。自由な校風で、学校らしくなく、パリのアパルトマンみたいだったと生徒は回想する。大学にはならず、その規模でその建物で続けてきたが、疲弊が目立つという。各分野にさまざまな人を輩出している。名を…

つきあうのは病いではなく人

先月末、unaでべてる*1のビデオ「ベリーオーディナリーピープル」を観た。当事者の早坂潔さんが中心で語っているもの。長いので、観るチャンスを逸していた。冗長なところはあるが、なかなかよかった。発表用だったのか、いつもより音楽とか編集が変わってい…