『I’m“MG”』読んでみて

あじくら通信』を発行しているアジア好きの人たちのゆるーい集まりがある。そのメンバーでもある「わたなべすがこ」さんの本がでた。彼女は元気いっぱい、エネルギッシュに各地を飛びまわっていた人で、当時は老人の介護をしていた。

ところがある日、突然難病にみまわれます。介護は自分がされる立場に。もともとイラストを描いていたので、その顛末を絵と文にしたのです。生命の危機を体験し、手術もし、幸いいまはずいぶん症状も改善したようです。それらの日々がユーモラスなタッチで描かれている。

タイトルは『I’m“MG”重症筋無力症とほほ日記』三輪書店刊。帯には「闘病記」ではありませんと断りがあるように、戦うというより病気といっしょに歩いたとほほな日々の記録。難病を抱え医学的なこともずいぶん学んだようで、絵入りの医学的説明はとてもわかりやすい。リハビリ編は他の分野にも通じることで、とても参考になる。

I’m“MG”―重症筋無力症とほほ日記

I’m“MG”―重症筋無力症とほほ日記