スゴイネ、折り紙文化(?)

このごろネット書店の利用が増えた。そのせいかリアル書店に行くことが減った。その分衝動買いの雑誌の購入は減ったが、逆にネットでは関連本をついつい買ってしまう。どっちがいいのやら…。

先日小包が届いた。ダンボールを開けて、ちょっと感動してしまった。Rブックではじめて購入してみたのだが、その包装ダンボールのちょっとした智恵にである。封書のものが多いが、複数だったり厚かったりすると、ダンボール包装である。縦に本を巻いて止め、さらに横に巻いて、サックのようにしてあるのが通常だ。その形式は同じなのだが、テープを切って展開してみると、なんと四角い一枚のダンボールだのだった。縦横分にするために、両サイドから縦に切り込みを入れ、真ん中あたりに斜めの切り込みと短い横の切り込みを入れる。それだけなのである。それで、90度回転して、縦巻き分と、横巻き分が取れる。本の大きさで縦のかぶりを自在に調節できる。しかも切り落とすところがない。実用的で合理的である。たまげた。たいしたもんだ。簡単で無駄がないから、よけいすごいのだ。

と、感動していたら、ちょうど買ってきたケーキの箱も、差し込むところもなく、ただひだを追っただけのものだった。それで立ち上げると、蓋までできてしまう。折り紙文化とでも言うのだろうか。日本人は、こういう平面から立体を生む幾何学的センスはなかなかなものだと常々感じてはいた。これは大いに誇るべきものではないのだろうか。