初詣→トークイベント

花園神社に参った。今ごろはもうすいていた。古いお札を納め、新たにお札&おみくじ。まあなんとかなっていく年らしい。脇にあった芸能の神様にもお参り。大久保の韓国街から新宿に戻る。夜ひとりでは歩きたくないような道だ。ふとむかーし行った洋食屋の前にでた。なつかしい〜、まだあったんだぁ。K書店で新書3冊。

その後『戦争の世紀を越えて』戦争の世紀を超えての出版に伴ってのトークイベント。対談相手の姜尚中森達也氏。納得できる内容。イラク北朝鮮問題が中心の話。なぜ戦争が止められないのか…の心理は「恐怖」と「理想」を挙げていた。恐怖、つまり不安。それはよく説明されている。いまの日本もその空気が蔓延しつつあると思う。一方「理想」というのもわかる。大義名分とか正義の部類は、頭を硬直させ、思考を停止する。今の米国の強引さは、理想が通用しなくては困るのではないか。それは実は国内の事情が大きい気がする。(そんなことで世界を巻き込むな、と言いたくなるが、どこの国も国内事情と少なからずリンクしているものだろう)

で、そんな事情を踏まえて、お二人は諦めずに関わること、対話の重要を言っていた。それも「大人の外交」で。在日である姜さんの朝鮮半島への歴史、経過の分析は整理されていて、提案は現実的である。5月には米国を含めた6カ国の会談を企画し、各方面に精力的に働きかけている様子だった。でもなぁ、その「大人の外交」ってのが、どういうものなのか…行政レベルでは共有されていないんだよなぁ。そこが不安。世界的には日本の外交は全く評価されていないらしいから。