友より元気をもらう

久しぶりの友人と会食。アルコール付き。
いま学生であり、仕事人でもある彼女は年代、家族構成が私と似ている。ときどきしか会えないが、会えば気づいたことや問題意識、果ては詰まり方まで近似していることに、お互い驚くのが常であった。
先日聞いたばかりの『論語』の話、原研哉氏の言う空のデザイン論を皮切りに。ソクラテスの対話、仏陀の問い、孔子らの問答。そういう対話スタイルが紀元前500年というとてつもなく過去の彼方の時代に、すでに学びの形としてあったことの驚き。またそれが今に生きていない不思議。そんな話題を受け、地域と教育を研究テーマにしている彼女が、ソクラテスを思っていたところだと言う。手にしていたのは中村雄二郎氏の本。共通感覚論 (岩波現代文庫―学術)目次に挙げられているワードは興味引かれるものばかり。
話題は「伝わる言葉」「情報の取捨選択」「感性の質」などなど、尽きず。