他力本願な場

森達也はじめてのピン講演(本人曰く)に行く。会場はイスを円形に配置した設定。森さんらしいと思う。実は「いま森さんは何を話すんだろう」と、お気楽に参加した。そしたら森さんも「何か聞きたいことある?」というスタンスだ。(彼のキャラだったらそうだろうよ〜)自分がすっかり依存型参加の態度になっていることを自覚。そういう他力な場にならない場づくりを散々やってきたというのに。一人ひとりが、自分自身と関わらせていく場でないと、自身にとっての収穫は期待できない。どんな内容であっても、自分の態度如何で、つまらなくも面白くもなることを実感してきた。そういう意味でも森達也の作品は、内面喚起するものが多々あるので好きなのだ戦争の世紀を超えて。ああ、もったいないことをしたと強く反省。打ち上げでは興味ある話題で盛り上がっていたが、中途退席。