続いた訃報

階下に続けて訃報が掲示されていた。先日の方は確か50歳だった。若い。と、今日はなんと42歳。「えっ」と一瞬息を呑む。痛いよなー。若すぎ。ともに男性であった。
掲示には大抵「病気療養中でしたが、――」とあるが、今回はどちらもなにも書かれていない。たぶん突然だったのだろう。家族に思いを馳せると、なんともやりきれない気持ちになる。40代男性の知人は意外に多い。顔が浮かぶ。脂の乗ったバリバリ仕事をこなす社会人ばかりである。用心してほしい。
帰りの道すがら、家々には華やかなクリスマスイルミネーション。暗闇にライトアップされた家が浮かび上がっている。そのきらびやかな光がまだ網膜に像を残していて、重くなったこころにはまぶしすぎた。