2007-01-01から1年間の記事一覧

おいしい体験

私の落語好きを知ってか、知人がラジオの公開録音に誘ってくれた。こういうことは初めての経験ではないかと思う。少なくとも自分から申し込んだことはない。出演者は談志家元、山藤章二、毒蝮三太夫、吉村作治、松尾高史というなかなかのメンバー。それにテ…

クセになる部分

転居して変わったのは、本を読まなくなったこと。いや、読まなくではないな、読めなくなったと言うべきか。つまり通勤時間が短縮、そのうえ乗り換えが増えたため、おちおち本を広げていられないのだ。で、ちまちまと読むことになる。文庫か新書版か、冊子が…

連休の一日

GWは季節はいいのだが、どうも遠出をする気になれない。今回もノープランである。そんな一日、近くの緑地まで自転車で行ってみた。この地にきて間もないので、地域探索の意味で、途中いろいろと寄り道をする。この地は古くからのお寺や神社が多い。それとも…

本に関わる人たち

麹町にあるブックカフェのクロージングパーティ。6年を越える営業だったのに、残念だ。オーナー氏にはずいぶんお世話になったし、心理的にも元気をもらった。ときどき会うと、興味の方向がシンクロして驚いたものだ。年代は大分違うのに・・・本を真ん中に…

他者による選書

白木のオブジェのなか、朗読ゲーム「ロクロの会」ちょっと難解な絵画論からスタート。「ものを見る」という行為は、共有しているようであるが、そもそも「見る」こと事態が、それぞれの経験や記憶に拠っている。そのようなことを踏まえた表現という行為につ…

団塊おじさんたち

ソメイヨシノは終わっていたが、代わりに八重の桜が満開である。地元でおいしいパン屋とコーヒー屋を探しがてらブラブラしてみた・・・水辺にカメを発見。汗ばむほど歩いたところに、自家焙煎をしている店があった。店内には生のコーヒー豆が並んでいる。注…

議論のレベルアップを

都知事選の日。unaでささやかに開いている憲法を考える会。自由にいろいろなことを考えてみようという試みである。着地点はない。今、あまり考えてこなかった(知りたくなかった)軍のことがテーマになっている。関連の数字を挙げたのだが、予算などはどうも…

新年度

特に新年度ということを意識する生活ではないが、ぎこちなさの見えるスーツ姿のフレッシュマンを見ると、多少こちらもその気になる。我が家の生活パターンも変化した。先月末、赴任先から連れ合いが戻ることになった。一足先に転居した私は連日のかたづけの…

青春の軌跡

3月20日に行った内田樹×平川克美対談。 彼らは小学校の同級生で、平川氏と中学からの同級生I氏は会場となったカフェのオーナー。70年代に翻訳会社を起業した3人である。気心知った仲間なので、トークは普段から話している感じだそうだ。とは言え、軸が…

ロクロの楽しみ

ロクロの会という朗読の会(順番に持ち寄った本をシャッフルして読んでいく)をunaスペースで行っているのだが、しばらく日程が取れずお休みをしていた。その間、何人かの方から問合せがあり、日程を取り久しぶりの会。 この頃政治本など、考える本が多かっ…

伝統芸術の継承と進化

年老いて思うように遠出ができない義母と、区の施設で毎年かかる文楽を観賞するようになって3、4年経つだろうか。誕生日月ということもあり、お祝いの意味も含めて。今年も不安ながら、なんとか行ってくることができた。 学生時代京都に住んだ義母は、三味…

人の出入りで場はできる

unaスペースを訪ねてくれたSさん。彼女は有体に言えば、ヘルパーを派遣する会社をやっている。お話をうかがうと、いわゆる高齢者や身体障害者のヘルパーというより、困っているひと、手を借りたいひとと、手を貸したい人、支援をしたいひとを繋げたいという…

道元禅師清規

unaでやっている古典を味わう会。今年は『道元禅師清規』道元禅師清規 (岩波文庫)作者: 道元,大久保道舟出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/03/01メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る。清規は規矩、理想を挙げたものだそうだ…

継続と力

2月は短い。今年は特にバタバタと過ぎていった。 月末に久し振りの友人とやっと会うことができた。日程をとっていたのだが、都合ができてのびのびになっていたのだ。フリースペースを主宰する彼女の場を、これも久し振りに訪れる。 生きにくさを抱えた若者…

他力なまとめ

今年から『道元禅師清規』を古典の会で読んでいる。まとめが億劫になって、なかなかできない。先日二月の会があった。すぐに感想を書いている方がいて、それをお借りしてまとめとするというズルイことを考えた。過ごしてしまうより、記録にはなる。情けない…

バリアフリー映画

朗読の会にきていたKさんが久し振りにunaのイベントに参加された。「忙しくてクタクタです・・」と連絡が入ったまま音沙汰なかった。 なにが忙しかったかと聞くと、ボランティアでやっているバリアフリー映画の仕事が大変だったのだと。バリアフリー映画。…

夜明けのDJ

昨日帰宅したら電池が切れたようになってしまって、そのまま横になってしまった。 で、翌朝というか夜明け前に目がさめた。ラジオからはDJ氏の声が聞こえてきた。名前も知らないが、聞き耳を立てる。 彼はアメリカで、あるタクシードライバーに出会う。後…

気持ちの交換と経済

以前は毎日のように更新していたが、このごろ疎くなっている。というのは、SNSに時間と手間をとられているからなのであった。本来はここで続けていたわけで、なんとかしたいと思っている。そこで時々ダブりもアリとしようと思う。しかし、書く場が違うと…

同じ重みの生命

ゴタゴタしていた。今もゴタゴタのままである。PCはなんとか復旧してほっとしている。実は先月転居したのである。苦手な書類手続き、届け出など、目いっぱいやった。 転居前後に友人から便りが届いていた。一人暮らしの彼女と一緒に居た愛猫の死に関する報…

身辺煩雑につき

今年の古典散策のテキストは『道元禅師清規』。先日一回目があった。テキストを開くと漢字がびっしり。原書は漢文なのだった。それに古い組みなので、行間が詰まっている。ちょっとびびったが、それをC講師がやさしく解説してくださるので、なんとかなってく…

そして一年が経った

今年はunaで、憲法というものを通して、一緒に「自分で考える」ことをしてみようと思い立ったのが、去年の年頭だった。一年経ったことになる。その間、まさに憲法に関係することがらが動きだした。 テーマは一年と思ったが、ますます改憲への速度が加速して…

初笑い

去年のうちにチケットをゲットしておいた立川流家元の独演会。談志と言えば帰ってしまったり、来なかったと噂の多い方だが、いままで聴く機会に恵まれなかった。今回は地元の小さな街だったので、チケットが取れた。なんと主催は知っている人だった。長年個…

新年始動

正月は活字らしきものはなーんにも読まずに過ぎた。家族は漫画三昧だったけど。賀状のお返事も書く気になれず、なんだろうこの怠慢。やっと今日初詣にいく。 unaスペースの氏神様。人があまりいなくて、いい。毎年一応お札をいただき、無事を祈ってくる。い…

気がつけば

2007年スタート 今年は暮れも年明け感もなく、気がつけば明けていたという感じ。そして、気がつけば3日。義母が今年もみんなで食事をしようと提案。高齢でも未だに独りで暮らしている。さすが年越しは義兄の家で過ごした模様。姿はすっかり老人になって…