ロクロの楽しみ

ロクロの会という朗読の会(順番に持ち寄った本をシャッフルして読んでいく)をunaスペースで行っているのだが、しばらく日程が取れずお休みをしていた。その間、何人かの方から問合せがあり、日程を取り久しぶりの会。


この頃政治本など、考える本が多かったが、今回は割合軽いのを持っていった。すると、なぜか他の参加者もいつもより軽いものばかりで、びっくり。
読んだ人・本:
武田百合子、JR・ヒメネス老子、『論語を読む』、『上方大入袋』、『書の棲処』、『はせがわくんきらいや』

はせがわくんきらいや

はせがわくんきらいや

、『インディアンの言葉』ミシェル・ピクマル、『煮ても焼いてもうまい人』、『世界と日本の見方』、『ジプシー詩集』、『銀のロバ』
銀のロバ

銀のロバ

、『香水』、『ねにもつタイプ』
ねにもつタイプ

ねにもつタイプ

、『癒しの美学』、『やわらかい檻』etc.


感想より抜粋:
◎ 今回は柔らかな内容(自分でもそんな感じのものを持ってきた)。笑いあり、しみじみありで、「考える」より「楽しむ」ができた。
◎ 不思議なシンクロやユーモアな文章で、こころが緩んだり、するどい文章では静かな気持ちになったり。ロクロのおもしろさ。
◎ 声を出したり、聴いたり。不思議ですね。うーん、また読みたい本が増えてしまった。
◎ 今日も知らない本に出会えてうれしい。「インディアンの言葉」に興味があったけど、高いなぁ。老子の本はそれよりは安価。買って帰ろう。
◎ ひさびさに詩を聴いたが、ロルカもなかなかいい。
◎ 静寂の中に音を聞くというような本が二冊あった。日本人の耳にはせせらぎや風の音といった自然のさまざまな音が言葉として聞こえる。それはステキな感性だと思う。
◎ 詩、古典、エッセイ、絵本と、それぞれがシンクロ。沈黙という音の次に沈黙の行進の記述。銀のロバの後に、月のような銀色のロバ! 「老子」の後に孔子!不思議だ。お互いに知らない人どうしが持ち寄った本なのに。
◎ 普段読まないような本との出会い。自分が持ってきた本を誰かに読んでもらう楽しみ。読書の楽しみが広がった。
◎ 内容がおもしろいのに比べ、自分の感想のつまらなさ。