8月と青空

猛烈な暑さである。
8月は強烈な太陽の下、厳しい暑さの印象が強い。
8月に入ると6日を始めとして9日、15日と死者への慰霊が頻繁に画面に登場する。近年日航機墜落事故の12日もそれに加わった。日本の8月はお盆もあるし、死者の月だなぁと思う。


今年は1945の終戦から65年ということだが、毎年の傾向と少し違う感触がする。それに日韓併合100年ということもあったろう。悲惨悲惨、平和平和と叫ぶことが、戦争を回避し、平和になるわけではない。そう思ってきたが、今年は戦争の取り上げ方が多様になっていた気がする。たまたま見たものばかりだが、なかなかいい作品が目立った。


戦争体験者も高齢になり、語っておかなければという気持ちになってきたということを聞いた。生き残った意味を伝えることと感じている人もいた。戦地に行かない人々にとっても、生き方に大きく反映されていた。戦争時、普通の人々にどんな日常の変化が起こり、どんな暮らしをしていたのか。そして、終戦後はどんなことが起こっていたのか・・・


そのようなことが、私たち現代の「生」につながっていると想像が及び、戦争を体験していない若い世代にも、リアルな体験となるのではないだろうか。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

「空気」の研究 (山本七平ライブラリー)

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いのちの重さ―声なき民の昭和史

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