アール・ブリュット・アート
unaスペースで時々行っているトーキングヘッズ。無名有名を問わずゲストを囲んでそれぞれがインタビュー&トークする会だ。今回は障害者施設で主にアートを中心にして活動しているK嬢。
彼女は広くアール・ブリュット活動もしている。これはフランス語で、ボーダレスアートとか、アウトサイダーアートと同じらしい。いまフランスの美術館で日本展が開催されていて、それにかかわっている。なぜここにたどり着いたのかなど、いろいろな質問がでておもしろかった。
そもそも障害やアートの線引きはどうなのだろう。どこからが障害者?どこからがアート作品?括る必要はあるの?そんなトークが展開。クリアな答えはないだろう。彼女は障害者のアートというより、まず作品としてどうなのかをみていると強調していた。かつて映画や映像で観たことがあり、自立支援として活動している人にもお会いしたことがある。日本は遅い歩みだったが、やっと社会に認知されてきたところなのかな。
確かに枠を超えて創造的、インパクトはすごくある。だが、彼らは名をあげようとして創作しているわけでも、評価されようとして作っているわけでもない。いま描きたいから、作りたいから作っている。その情動に動かされるものがある。K嬢も魅力溢れる人であった。
- 出版社/メーカー: 求龍堂
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 74回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
- 作者: 小出由紀子
- 出版社/メーカー: 求龍堂
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 28回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: DVD
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (6件) を見る