アール・ブリュット・アート

unaスペースで時々行っているトーキングヘッズ。無名有名を問わずゲストを囲んでそれぞれがインタビュー&トークする会だ。今回は障害者施設で主にアートを中心にして活動しているK嬢。

彼女は広くアール・ブリュット活動もしている。これはフランス語で、ボーダレスアートとか、アウトサイダーアートと同じらしい。いまフランスの美術館で日本展が開催されていて、それにかかわっている。なぜここにたどり着いたのかなど、いろいろな質問がでておもしろかった。


そもそも障害やアートの線引きはどうなのだろう。どこからが障害者?どこからがアート作品?括る必要はあるの?そんなトークが展開。クリアな答えはないだろう。彼女は障害者のアートというより、まず作品としてどうなのかをみていると強調していた。かつて映画や映像で観たことがあり、自立支援として活動している人にもお会いしたことがある。日本は遅い歩みだったが、やっと社会に認知されてきたところなのかな。


確かに枠を超えて創造的、インパクトはすごくある。だが、彼らは名をあげようとして創作しているわけでも、評価されようとして作っているわけでもない。いま描きたいから、作りたいから作っている。その情動に動かされるものがある。K嬢も魅力溢れる人であった。

アウトサイダー・アート

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パッション・アンド・アクション―アール・ブリュット

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まひるのほし [DVD]

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