革命的に変化している

ある人に宛ててコメントしたことだが、このごろ富に感じている素直な心境なのでメモる。


いまハンディな電子機器が発達し、デジタル書籍などが取りざたたれている。こういうことから派生する変化は想像を超える。取り出したいときに取り出したい情報を瞬時に手に入れる。それを画面で読むということに抵抗のない層が増えていることは確かで、流れは止まらないと思う。しかし、紙に活字という媒体が好きなものとしては、残ってほしいと思う。本という形式。それから作家を育てるような力量のある「編集者」も残ってほしいな。


HP、ブログなど、いわゆる誰でもが書く時代(自身、これを志向してきた面もある)に、それと差異のないレベルの出版物も多くなっている。アマチュアとプロの線引きが必要かどうかの問題は別にして、より優れた作品を読みたいという読者側の要求レベルも上がっている(気がする)。


先日体験した緊急の記者会見やシンポジウムなどが、リアルタイムで誰でもが見れてしまう興奮。マスに載らない情報がボーダレスに、手に届く。いままで特化して得てきた既得権益は価値を持ち得ない。昨今の情報伝達の急展開は今後もあらゆる分野に波及していくことだろう。当分カオスというか玉石混淆の時代は続くだろうが、可能性も広がる。受け手が取捨選択してく世界、おもしろいじゃないか。


ウィキノミクス

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2011年 新聞・テレビ消滅 (文春新書)

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