対抗馬なるか、ツイッター

ある筋の、“ある空気”の創生にやっきなのか…このところのマスメディア狭窄報道にはうんざり。特に地上波。(今朝のニュースではY新聞によるとだが、しかも電話調査。辞任すべきが70%って!?・・・私の周りでは聞いたことないけど・・・)


藤原新也氏もお腹立ちのようで、ツイッターで!と、呼びかけをしている(相変わらず若いねぇ〜)。以下HPから引用。

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『検察が”権力”を濫用する時代の危うさ。ツイッター諸氏の奮起を望む』

第七艦隊以外は日米軍は不要という小沢の衝撃発言。
大挙議員団を引き連れての中国訪問。
アラビア海でのアメリカ艦船への給油停止。
自民党政権下では起こりえなかった日米核密約文書の開示。
普天間基地の混迷。

アメリカが水面下でいまだ検察と深い関係にある旧政権自民党を仲介に反米的言動を繰り返す小沢一郎をターゲットに動き始めているというきな臭い情報は民主党が政権を握った当初から巷間ささやかれているところのものだった。

自民党と検察の密接な関係は麻生旧政権が検察官僚OBである漆間厳旧官房副長官を動かし、小沢秘書逮捕に踏み切った昨年の西松建設献金事件の一件で自明のことだ。
漆間氏は当時、自民(二階堂、森喜朗元首相)、民主(小沢)両党にまたがる西松建設献金事件について「(検察の捜査は)自民党には波及しない」とまことに奇妙な発言をした人物だが、このことをしても検察と自民党の癒着が知れる。


(調べによると)検察と自民党の関係とは岸信介内閣当時、官房副長官ら(先の漆間厳と同じくおおむね検事出身)が検察や、警察庁長官、警視総監と「水曜会」(戦後検察のドンといわれた馬場義続検事総長が法務事務次官当時、出席メンバーだったことも明らかになっている)という治安情報を交換する場を設け会議があったとによっても内閣と検察・警察幹部が日常的に交流する仕組みが当時すでにできていたことを物語っている(故鈴木都知事回顧録)。


また今回の秘書連続逮捕劇はこれは前のトークにも書いたことだが、検察もれっきとしたマスコミなどへの天下り構造を備えた官僚組織であることを念頭に置いて考える必要がある。


検察の世論操作を目的とするリークをそのまま報道をしてしまうマスコミの今日的体質には各テレビ局や新聞社の要職へ検察官僚OBが天下っていることと無縁ではない。小沢が任意の聴取に応じなかったのも検察に都合のよい情報をマスコミにリークされ、より不利な立場に追い込まれるからと言われている。


小沢が官僚支配国家切り崩しの急先鋒であることは誰でも知るところのものであり、このことは財務省の言いなりになってしまった藤井大臣に退任を激しく迫った彼の言動を見てもあきらかなこと。官僚である検察もまた小沢の台頭は百害あって一利なしということだ。

自民党における二階堂、森喜朗元首相の西松建設献金疑惑、鳩山首相の巨額の脱税工作を見逃し、小沢のみに的が絞られているこの検察の不合理な動きは何なのか。
ここには田中故首相、竹下元首相、故金丸に引き継がれる小沢対検察の怨念抗争と言った単純な構図以上に日米関係の不均衡と戦後政治と官僚の癒着や腐敗の大きなうねりが潜んでいるように思えるのである。


検察のリーク動かされ、複数の秘書の逮捕というドラスティックな出来事に熱狂するマスコミの冷静を欠いた報道や識者の長いものには巻かれろ発言の数々。私の知る限り江川昭子大谷昭宏は検察批判を展開していたが(特に大谷は大変な危機感を語っていた)、マスコミを巻き込んでの冷静を欠いたこういったぐちゃぐちゃな状況は本質を見誤り、総じて日本を滅びに導いているように思われる。


また、この検察権力の強硬姿勢は過去の暗い時代を思い起こさせもする。死に体の自民党議員が敵の失点に沸きあがる醜態は語るに落ちる。

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ここまで。
満州事変は起こされたと言う加藤陽子氏の資料によると、事変を起こす直前に東大生に行った調査では、満蒙に対する武力行使は当然と答えた学生は88%だったとある。当時の東大生は今とは比較にならないほどのエリート度(知性、見識など)であるはず、にもかかわらず、この数字!
早晩市民もその流れに傾いていく。たとえ独裁であっても、ある程度世論の支持(空気)がなければコトは起こせない。


そのことにぞっとしたのだが、過去のこういう流れ方を知ることは今を考えるのに重要と再認識した次第。(整理して流れを把握するって生活者には難しいのよねー;渦に巻き込まれないようにしなくっちゃね)

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ