仕切りなおし

gigateki2009-05-21

☆ずいぶんの間、ココを置き去りにしていた日々。一度間が空くと、書き込みにくくなる。ふー、またぼちぼちいこうか。


先週はunaスペースでイスラエルガザ地区に通い、暮らしながら日常写真を撮っている大月啓介氏の展示をしていた。写真は親子の写真、子どもが遊ぶ、買い物などどれも青い空の下にある。しかし、一方では非常な日が隠されているのだ。もっとお話を聞きたいと、トークの日を設けた。たくさんの参加者があり、さまざまな疑問、感想が話され、いい会になったと思う。


カフェにママと一緒に来店した幼い男の子が女の子の写真をじっと見ていたという。「かわいいね」と言い合っていたという。たまたま入ったカフェ空間で見た写真。彼らが大きくなり、ふと思い出すときがあるかもしれない。あの女の子の写真は何だったのだろう・・・?と。 そのときにいろいろ感じてくれたらいいなと思った次第。


かわいいと言えば・・・岩波ホールで観たアフガニスタンの女の子も飛びっきりかわいかったのである。映画は壊され瓦礫の山になったままのバーミヤンの石仏のあたりが舞台であった。かわいさと純粋な子どもの気持ちが、もう一方の純粋さの子どもたちによって、無慈悲な物語を紡いでいく。だが、物語を紡いでいるのは、じつは世界を作っている大人たちなのであった。
・・・少女の瞳、振る舞いが胸に焼きつく。

子供の情景」は6月12日まで
 http://www.iwanami-hall.com/