とんがって還暦

書き留めようと思って、ずっと捨てずにある記事があるのだ。
ジュリーこと沢田研二の記事。彼は今年還暦で、記念コンサートをドームでなんと5時間!やった。インタビュー記事は還暦記念に出したアルバムの9曲目のバラードについてであった。

彼の作詞であるその曲のタイトルは「我が窮状」。

〜この窮状 救えるのは静かな言葉 我が窮状 
       守りきりたい 許し合い 信じよう

で終わるのだが、聞いていくと、窮状は「9条」を暗示しているとわかる。彼は「あからさまは気恥ずかしいので、誰か気づいてくれないかなと思って、姑息に9番目にして・・」と言っている。だが、噂となり、静かに広まっているらしい。

私はそれを知らず、元スタッフから「ドームのジュリーコンサート行きませんか?」と誘われたのだが、「いまさら、ジュリー?いいわ」と断ってしまったのだ。彼女はそれを知っていると思って誘ったのだと後で知った(涙)。

あのジュリーが!?とびっくりしたが、彼はずっと平和に関心を持ち、文化人著名人の意見広告などでは目立たないところで賛同人になってきたらしい。作詞構想は安倍首相のときに思い立ったのだが、改憲ムードがぱったり止まった今を待って、出したのだそうだ。話題の時期に出すのは、商売っ化があると思われるし、潔くないと思ったそうだ。
還暦は待ち遠しく「あいつ、じじいになっても歌っている」と言われたいのだそうだ。とんがっているね、ジュリー!

沢田研二という生き方

沢田研二という生き方

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