師走は忙しいのだぁ

12月に入ろうとするころから、イベント続き。対談、文楽、朗読とコンサート、工芸家の作品展、講演と続いた。もちろん、仕事や健康のためのワークなどもある。体調不良だった去年に比べると、立て込んだスケジュールをこなしたことが、驚きである。感謝(懐は寒くなったけど・・)。

文楽ワークショップでは高名な演者の方々が、体温を感じるくらいの距離で、解説をしてくださり、演奏や足などの動きを自らしてくださり、感激。そしていつもながら日本の伝統芸能の繊細さと完成度の高さに驚愕させられる。

朗読とコンサートでは、人権問題を考えてもらうために、オペラ歌手のかたわら、何十年も活動している方がフォークソングを歌われた。自身が差別された体験を歌にもされていた。その理不尽で悲しい体験が「最近」であることに、びっくり。こういう活動を初めて知った。

一年に一度の作品展。民芸運動を受け継ぐ作家さんの作品展。即売品もあるので、それが楽しみ。今回はカップ&ソーサーと小皿、深皿。作家の作品の割りに安価なので、ほとんどが初日に売約済みになる。織物とか籠・魚籠の作品もすばらしい。共にした時間と気持ちが伝わってくる。

人形有情―吉田玉男文楽芸談聞き書き

人形有情―吉田玉男文楽芸談聞き書き

手仕事の日本 (岩波文庫)

手仕事の日本 (岩波文庫)