視点をぼかしてみる

チベットのことを日記に書いている人が多い。
藤原新也氏もすぐに反応していた(このブログ見ている人意外に多い)。
ダライラマのお話を生で聞いた私としても中国報道には仰天している。 「それはないだろう!」。非暴力を実践するダライラマの心痛はいかばかりか・・・

分析や評論もいろいろされている。
でも実際のところどれも憶測にすぎない。
中国って国がわからないんだもの。
アメリカと資質が似ているという人もいるし、
ロシアのようになるという人もいるし、
どうなっちゃうんだろう・・・これから。


細部に焦点をあてていると、そこだけ濃度が濃くなって、全体として偏狭な視野に陥ることがある。ある人がぼーっとして見ていると、見えてくるものがあると言った(映画の話で出た話題であるのだが)。確かに、筋だけ追っているときには見えていなかったものが、焦点をぼかすことで浮かびあがるものがある。

図と地が入れかわる。すると地の部分で伝えていることが見えてきたりする。「視点をずらす」とは森達也氏の新書のタイトルだが、時に視点をぼかすという方法もありだと思う。

そんな感じで、、見ていたい。

視点をずらす思考術 (講談社現代新書 1930)

視点をずらす思考術 (講談社現代新書 1930)