防衛大臣

「いじめ自殺や履修問題でゆれる教育現場に政府は教育基本法改正をぶつける」と新聞コラム氏が表現している。


では防衛庁から省への昇格問題は何とぶつけているのだろう。拉致など北朝鮮脅威問題か。気がつかない(あまり騒がれない)うちに、法案が衆議院通過したという。私も含め大部分の人がピンときていないのだろう。民主党も賛成なのだし、「どこか不都合でも?」といった程度ではないか。


今日の新聞の記事は、それに伴い活発化する兵器産業を取り上げていた。記事の説明によると、防衛庁内閣府の下部組織だったのに対し、独立した省になることで、首相を通さず、閣議の開催、予算要求が可能になる。もうひとつは、国際紛争後方支援、平和維持軍などの活動が、付随ではなく、本来任務になるということである。

これは、専守防衛の態度とは言えない。記事で特に取り上げている法案がある。本来任務のなかに「その他の国際協力の推進」という文言があるそうだ。それはつまり、国連枠とは別に自衛隊が事実上米軍の下請けにもなれることそ意味しているという。うーん。


新聞はそこから巨額な防衛予算の増額を懸念している。すでにテロ、イラクで実際増額されているが、さらに加速するの必至。それに伴い兵器産業の社員が海外兵器のメンテナンスなどに現地に滞在ないし、趣くことにもなるのだ。すでにイラクなどに行っているらしいが…。


自衛軍防衛大臣か。なんだか違和感、大有りだなぁ。