塞翁が馬?

午後から家出。
治療院で鍼灸を受ける。たっぷり時間をかけてもらい、時間超過で中野に即行。友人を待たせたまま、まず用件を済ませる。
友人とは久し振りだったのだが、時間が押してしまい、帰りの電車を一緒する。
体調を崩していたという彼の近況から。病気、仕事、連れ合い。いろいろ話は尽きず、あっという間に下車駅。生活環境も好転している様子で、ひとまずよかったと、安心して別れる。

で、治療院でのこと。
先生になぜこの仕事に就いたのかを伺ってみた。まだ若い女性なので、不思議だった。先生が話された物語はなかなかだった。
学生の時に大きな事故に会い、九死に一生を得た。奇跡的に外傷はほとんどなかったものの、ひどい後遺症に悩まされてた。そこである人が紹介してくれた治療師を訪ねることになった。半信半疑で受けたその治療で、あっという間に快癒してしまった。その後学業を続け、卒業したのだが、その体験から興味を抱いていた東洋医学を改めて学ぶことにしたのだそうだ。

聞いてみなければわからないものである。不幸な出来事から、人生を決めるような道が開けたのだから・・・なにがきっかけになるか、誰にもわからない。