医療二態

さて、31日。
名前のつく病気はないとわかったのだが、釈然としない。からだの不調は自分でなんとかしなければ…と朝、以前に経絡のチェックや、鍼灸をしてもらった医療施設に電話をする。空き時間があって、すぐ診てもらえることになった。からだのしんどさと浮腫みと頭痛を訴え、鍼灸をしてもらう。

施術してもらいながら、消化器と呼吸器の機能低下を指摘される。丈夫だと思っている部位なのだが、実は心あたりがあった。このごろ胸焼け、胸のつまり感、眠りの浅さを感じている。それは加齢のせいだと勝手に思っていた。先生の指摘はおおいに納得である。

さらに。胸と首の付け根の塊を手で抑えながら手当。触れると痛い。ぐりぐりは筋肉で、つまり、凝りなのである。次は首から頬にかけて、両手で手当てしている。「歯ぎしりとかします?左側だけすごく緊張収縮して、右頬の筋肉は弛緩しているんですよ」と先生。「実はもう何年も左でしか噛んでないのです。先日虫歯治療したのですが、どうも右では噛みにくくって、相変わらず左ばかり…」と心あたりを話す。

顔面が歪んでいると。そうなのだ。左目が小さく瞼が下がってきていたのだが、それも加齢による顔面の変化かと思っていた。(ひどくなったら瞼を上げる手術でもしないとダメかな、くらいには思っていたが)。そのアンバランスが頭部にも首部にも及び、筋肉に負担をかけているのだそうだ。

知識はあって、咀嚼の癖は気にしていたのだが、まさか自分が…思ってもいなかった。左腰の痛みも左側が収縮した体勢が影響し、骨盤が上がっていると言われる。腰の手当ては次回。

家に帰って鏡を見たら、両目が同じ大きさになっていた! ちょっとしたおどろき。で、気をよくし、「じゃあ、腰がよくなれば歩き方も修正され、長く歩くことができる…そしたら循環がよくなって肩こりや冷えもなくなる・・・」などと期待と妄想を膨らませる。
少なくとも不調を訴える者としては、今回のほうが納得でき、前向きになったことは確かである。