まとめの一歩

unaでやっている朗読ゲーム。ロクロの会のまとめ。
各自持ち寄ったものをシャッフルして順に読んでいくというもの。ただし、自分の持ち寄ったものは読まない。

読まれた本は:
『ペンギンの憂鬱』アンドレイ・クルコフペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス),詩集『夜の散策』井野利也,『ふわふわ』村上春樹,『脳の中の人生』茂木健一郎,『原発がどんなものか知ってほしい』平井憲夫,『週休4日制のすすめ』久保田忠夫,『泣いた赤おに』浜田廣介etc.

参加者の感想はこんな感じ。
・茂木さんのハトの話は短くわかりやすかった。子どものころ、中学か高校で、半年ぐらいかけて呼吸を勉強したことを思い出した。空気を吸って、血をめぐらせて、生きている人という存在もなかなかすごい!
・最近『アースダイバー』を読んだばかりだったので、目黒めぐりは、ちょっとシンクロしてた。暖かくなったので散歩したい。
・茂木さんの『脳の中の人生』。他の文章も読んでいみたい。
・もっとニュートラルな視点でものごとを見たい。
・「原発がこわい」ということではなく、そこに我々と同じひとが暮らしているという事が、もっと世間に広がればいいと思った。
・ハトの持つ「エコロジカルな知性」こそ、今の子どもに足りないと言われる『学力』ではないでしょうか。
・ネコ→ペンギン→ハト→ヒトと今日は動物ものの連鎖。
・場というものは一人ひとり個性ある人たちが作りだしているもので、全体を決めているのは、一人ひとりなのだ。今回初めての方がいらして、場がちがったものを醸し出すのを感じとり、つくづくそう思った。


で、毎回思うのだが、自分では出会えない分野の文章に出会えることがうれしい。今回は現代のロシアの小説だった。全く知らない世界だ。表紙のレトロさも気になり、買うことにした。また知人の父上の詩集は、短いものだったが、ドキリとする。70年代の発刊という、時代の言葉がある気がした。
こうして新しい世界に出会うのはいいのだが、我が家の本棚はあふれ、積読本は山となすのであった。悩ましい。