蔓の行き着くところ

これをタイミングがいいというのかどうか・・・。
先日注文書籍が届いた。「はて?」少し時間を置いて届いたので、注文を失念してしまってた…。

関岡英之著二冊。ちょうど平川克美氏のブログに、その関岡氏の『拒否できない日本』拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)が彼の今年のブック・オブ・ザ・イヤーの一冊だと、氏の興味ある意見が書かれていた。

で、私も読み始めてみたら、あらまぁ、のっけから建築基準法改正のまやかしに触れているではないか。関岡氏は銀行に席を置き、のちに理系研究科で建築学を修めた人。彼は1999年、中国での国際建築家連盟世界大会に参加した。そこで、ある国際協定が採択されたが、のちにその協定はアメリカによるグローバルスタンダード戦略の一貫であることに気づく。そして、金融界で起きたことと同じ手口ではないかと愕然とする。そんな体験から始まり、興味ある報告が続々と書かれている(まだ途中)。

国内では建築界の不祥事による騒動が起きている。芋づる式に出てくる出てくる、うんざりな情報。その蔓は結局国まで届かんとしている。蔓の行き着くところは?

経済界も建築界も同構造だとすれば、他分野でも同様のことが起きているだろうことは容易に推測できるというもの。世界はフラクタル構造になっているのだから…。