小林秀雄賞

本日は大田区の義母宅を訪問。義姉と軽く食事をしていくと、待ちかねていた義母は、買いたいものがあるので、買い物に出ると言う。こんな暑い盛りに…と言ったのだが、「平気よ」と言い、さっさと出かけ、惣菜と私たちのために巨峰を買ってきてくれる。私たちはと言えば「暑くてダルいから」と、10分もかからない距離をタクシーに乗ったという不甲斐なさ…。

たっぷりおしゃべりをして、夕方おいとまして新宿へ向かう。茂木脳講座。今日も興味ある文献。まとめはあとで。(前回のまとめも終わっていないのに…)茂木健一郎氏が『脳と仮想』脳と仮想で“小林秀雄賞”を受賞してはじめての講座だったので、食事会のメンバーで、花束を贈呈。

科学者が文学賞をもらった、そのことがまず非常に好ましい。彼の本は科学音痴でも読みやすく、こころに届くものが多いが、脳科学に触れてない文章もとてもいいのだ。茂木さん自身小林秀雄のファンであるので、本人もうれしかったのではないかと思う。

選考委員のひとり養老孟司さんは茂木さんと交流があるのだが、それ故、最後の最後まで茂木さんについては触れなかったと言う。これもいい話である。茂木さん、おめでとうございました。