高密度な一日

海岸線に沿って北上。左手には山が迫っている。その山の景色が刻々と変わる。日本の高原みたいだったり、中国の山水のようだったり。不思議な景観だ。海水浴場はいたるところにある。時々海岸べりに車を止めては海を眺めた。北側は風が強く、サーファーの姿が目につくようになる。ふと、水着にサーフボードを抱えた女の子が道を横切って歩いてくる。海岸で待っていた友達と一緒になると、あっという間にボードに乗りながら波のあるところまで泳いでいった。そこにはすでに何人かがサーフィンをしていて、彼女らも混じって波に乗る。サーフィンが生活の一部って感じ。ローカルだなぁ。

お腹が空いて何かを食べたいのだが、レストランがない。やっとデパートが入るショッピングセンターに出る。そこで完全に着替えて、ベーグルサンドとコーヒー。味はまあまあかな…。注文はつれに任せているが、パンから始まって、いちいちセレクトしなければいけないのが、なんとも面倒くさい(いつかトライしなきゃね)。

しばらく走り、ビーチの脇にある木陰でゴザをしいて昼寝(ホテル売店でゲット)をする。さわやかに風が吹いて、鳥がチョコチョコと歩いていて、最高。今回のスグレモノは、GOZA。東洋のツールの快適さを改めて認識。そういえば、近くにいた中国系のファミリーもゴザを敷いていたなぁ。

さらに海岸線を行く。いわゆるノース・ショアという地域。波が高くサーフィンのメッカである。島内一週道路はないので左折して内陸に向かう。行き過ぎたが、せっかくだからとUターンして、ドールパイン農場へ。わんわんの混み。大盛りのパイナップルアイスを食べ、スライスパインは土産にする。美味!見渡す限りのパイナップル畑だ。

ハワイはそもそも噴火でできた島なので、火山灰地か、溶岩質だろう。できる作物には限りがある。海は海で、魚は取れないというし。いったい島の人は何で生計をたてているのか、聞いてみたかった。産業は観光、基地収入?くらいしかないのでは…。と考えていくと、沖縄と事情がずいぶん重なっていることに気づく。でも、観光や基地がない時代にはそれなりに暮らしていたんだよなぁ・・などと考えたりもした。

そんなことをつらつら考えているうちに、夕方にはワイキキ到着。ホテルに帰り、シャワー、着替え、洗濯をして、夕食に出かける。本日は中華料理にする。予約を入れる。どこも食事時は混んでいるので、予約を入れた方がベター。茹でエビ、蟹はもちろん、チャーハンが思いの他美味。食べきれずかわいい持ち帰りパックに入れてもらう(結局自宅まで持ち帰ることに)。