イエローサブマリン

朝、歩いて近隣のホテルまで。開放的なトローリーバスで、乗船場潜水艇が停泊している沖まで船。半分近くは日本人か?何艘かの潜水艇に別れて乗船。私たちはイエローチケットだった。停泊して乗り移るときに、船酔い気味。

ハワイの海は海底砂漠だった。ホテルの建設ラッシュと大津波でさんご礁が消滅した。水温が高く、海草は生えない。魚はいなくなった。そこで、コンクリートグラスファイバーの人工海礁を沈めた。他に飛行機や船の残骸(?)などが沈めてあった。なんとか魚は戻ってきた。熱帯性の魚と鯵(まずそう)と海亀が泳いでいた。

観光で消滅させ、観光のために人工的に復元する。その過程で、日本がずいぶん絡んでいると推測される。バブル時のホテルは、大部分が日本人所有だったそうだから。珊瑚も少しずつできているようだったが、なんだか複雑な気分。

で、このあとが地獄だった。帰路は他の潜水艇からの人たちを拾い、次の客を送り込むということになっていた。私達は一番先だったので、レッドやグリーンチケットの人を待つことに。人が乗り降りする時間、船は停泊している。すでに船酔い気味だった私は、この揺れが致命傷になった。うっうっ。近くに備えてあるエチケットバックを手に、嘔吐。反応は止まらない。胃内のものをすっかり吐き出す。2階にあがって風を浴びることにする。二日連続の嘔吐には参ったなぁ。明日は何が待っているのか…?