七夕は秋の行事?

今年の7月7日は雨は降らなかったものの、天は厚い雲に覆われていた。上野公園で空を仰いだけれど、天の川は見えなかった(都会では晴れていても無理だけどね…)。以前に笹飾りなどをして七夕行事をしていた時は、たいてい期待は裏切られ、天の川を渡っての年に一度の逢瀬は適わなかったことを思い出す。考えてみればあたりまえのことである。まだ梅雨の時期だからね。
そもそも日本の行事は従来から陰暦に則って行なわれてきたのである。七夕も陰暦でみると、今年は8月11日になるそうだ。それなら晴れる確率もぐんと高くなる。そして、その日はもう立秋を過ぎて秋。平塚の七夕に何度か行ったが、猛烈な人混みと暑さしか記憶にない。私の中では七夕は過酷な夏である。しかし、昔は秋の行事だったことを思うと、また違った趣があるというものだ。