天災は忘れられないうちにやってくる?

今日は朗読遊びの会。読む物を書棚から物色。処分しようと思っていたものを手にとって、ページを開く。偶然に小千谷の町のエッセイが飛び込んでくる。今回の新潟地震震源地。これを読もう。川本三郎氏の作品だ。古いものだが、なかなか渋くていい話だった。終わってから詩人のKくんから一緒に企画をしてくれたMさんの実家が新潟だと聞く。家が崩れる被害にあわれたとのこと。災害がぐっと身近になる。今回のことは阪神大震災の被害に及ぶほどではないのか。実家の長野でもかなり揺れていて、母は不安を募らせている。

天災は忘れたころのやってくると言うが、ほんとうに…。小さい頃、新潟地震があった。それはそれはひどい被害だったと記憶している。また長野にいた頃、近くで松代地震という群発地震があった。これは日に何度も頻繁に起こる。最大深度5を体験したが、自分の身が部屋を行ったり来たりするような感覚だった。ましてや6強とは、いかほどのものだろう。

95年に起きた阪神地震はいろいろな局面で、予想を超えた被害をもたらしている。まだその傷が癒えないうちに今回の惨事だ。地球は破壊された自然のバランスを取ろうとしているのだろうか?それとも… 天災は忘れられないうちにやってくる?