樹木葬

10月という月は自分の誕生月ということで気づきやすいのか、誕生日の人が多い。今日はM氏明日はA氏…。皇后美智子さんは古希だそうだ。早いものである。

いま病院で産まないという選択が増えてきているようだが、自宅で死ぬことはいまだに難しいことだ。いま家族のことでそれにぶちあたっている友人が『樹木葬を知る本』<樹木葬を知る本―花の下で眠りたい>について問い合わせてきた。終末医療を模索していたが、その間もなく入院となり、からだに管が入ってしまったそうだ。それで葬り方も模索している。散骨は聞いていたが、そのことはほとんど知らなかった。
本を探してみると、岩手の一関で住職をしている千坂さんという方が提唱しているものだそうだ。*1里山にお骨を埋め、花の咲く低木を植える。整備しながら山全体の環境を考えていく。石碑もなく、安価でもある。私は骨壷に入るというのがイヤである。野山に撒くなり埋めるなりしてもらいたい。だから、樹木葬には興味がある。昔は村のはずれとか田んぼのあぜに石を置いて葬っていた。石を置くのは土葬にした死者がこの世に舞い戻ってこないように、置いたのだそうだ。いま只では死ねない世の中。それでは安心して死ぬこともできない。生まれることも死ぬこともままならない世の中なんて。。。ヘン。