ちょっとビックリだった

◆帰宅して日本GPを途中から見た。佐藤琢磨佐藤琢磨-優勝へのカウントダウン。 (双葉社スーパームック)4位。超惜しい!インタビューであんな表情を見たのは初めてだ。いつものように淡々とした話し方だが、内面の悔しさが伺えるような表情。自身、十分とは言えなかったんだろう。
一方優勝したシューマッハは、日本人のブリジストンスタッフにハグしながら「パーフェクト!」と言っていた。フェラーリはダントツに強さが安定している。シューマッハのテクニックもスゴイけれど、チームの完成度が高い気がする。

◆その後、軽食を作って食べる間もTVをつけていたら、関口宏らしき声。まさかこんな時間に「知っているつもり」か? 下山事件とか言っているようだけど…。見て驚いた。野球球団の歴史だったが、なんと下山事件とセパ2リーグ制には密接な関係があったのだった。

戦後、正力松太郎GHQの要請を受け、野球球団を作ることになった。国民に対して、一種のガス抜きの役目としてのようだった。(途中は見ていないので)そのころ下山事件が起きた。国鉄(JR)の初代総裁が謎の死をとげ、他殺説の読売新聞と自殺説の毎日新聞が真っ向から対立。(未だに解明されていない。それを書いているが森達也の『下山事件*1である)
候補球団が集まったが、全く今のような状態で、もめた。鍵を握っていたのが阪神だった。が、肝心な最終会議で、なんと阪神代表が消え!欠席したのだ(寝返り?)。毎日と読売はどうしても一緒の球団にはなり得ず、2球団ができた。

そこに全国区に強い国鉄もチームを持つことになる。しかし、パの毎日は自殺説を唱えている。国鉄マンは鉄道自殺はしないという誇りと信念がある上、自殺となれば強硬な人員整理を要求されていた総裁と組合の労使問題となり都合が悪い。他殺を支持したい国鉄であった。従って、毎日のいるパには絶対に入りたくない。ということで、セパのチームが決まっていった。そういう経過で、最初からセリーグには集客力のあるチームが集まっていたということだそうだ。

*1:下山事件