信じるべきは…

宗教学者島田裕巳氏が 『人を信じるということ』(晶文社) を出した。

なぜ日本人は「人を信じる」ことができなくなってしまったのか--オウム真理教研究の第一人者であり、「信じる」ことにこだわり続けてきた宗教学者島田裕巳氏がこの問いに挑戦する。日本文化なかでの「信じる」ことはどのように息づき、また変わってしまったのか。その危機的な状況を私たちは、どうとらえ直し、乗り越えていったらいいのか。今日の日本で、「信じるということ」を考えていく。

紹介文を読むかぎりでは興味引かれる内容である。「神を信じる」ことについてを研究していた宗教学者が「人を信じる」ことに目を向けた? どんな切り口なのだろう。 
その彼が今度は『女はすべからく結婚すべし』というタイトルの本を中公新書から出すらしい。「?!」とタイトルに憤って?手に取る人がいそうだ。昨今の出生率低下の危機を踏まえてのことか。挑発的なタイトルだが、たぶん真っ当なことが書かれているような気がする。

沈黙期間があった彼だが、このごろ急激に出版が続く。それもポップな感触のもの。彼の中に変化? どちらにしても、読んでみようと思う。