敵は自分の中にあり

この夏のすごし方を見ていて、怠惰な人間だとつくづく思う。イヤになる。(ほんと、暑いんだもの…)集中力が落ちているから本も読み込めない。

で、運動音痴だが、連日の過熱報道につい、TVを見る。夜中、柔道の阿部教子選手の試合を見てしまった。準決勝、決勝とどちらも長い試合。なかなか決められずこちらも思わず、力が入る。最後の最後に技が決まって悲願の金メダル。悲願というのは、彼女は実力は世界NO1でも、オリンピックにだけは、早々敗退してしまっていたからだ。やっとやっと思いが適ったという感動。そんな彼女の課題は「敵は自分のなかにあり」だったそうだ。

「ほんと、ほんと。そうなんだよね」とひとりつぶやく。(このごろはTVを見ていて、掛け声をかけたり、独り言を言うようになった)耳が痛い言葉だ。彼等を見ていると、怠惰な自分に嫌気がさしてくる。彼等はずっとそれ一途に、気を抜くことなく、励み続けてきた。その結果としてのメダルなのだということを痛感させられるからだ。人それぞれ、そういう人生がすべてではないが、怠惰な私にはいい刺激になっている。
今日も猛暑だけれど、頑張ろう。今週はずっと予定が詰まっているんだからね、よろしく自分。