みんなでビデオを観た

知人の企画でビデオ「テロリストは誰?」をunaスペースで観た。折りしもマイケル・ムーア監督の「華氏911」が上映開始。(すでに観た人がいた!)沖縄普天間米軍基地の事故。福井原発の事故。と、タイミングが良すぎる。
「テロリスト〜」の内容は米国がイランイラクはもとより南米、アフリカ、東チモールなど世界の国々に仕掛け、介入してきた歴史、またそれに関わった人物の証言などを集めて編集したドキュメンタリー。二時間たっぷり。これでもかというほどアメリカの行動が報じられる。わかりにくい人のために、解説書もあるくらいの情報量である。

上演後、感想を交え、話をした。単なるアメリカ批判になることはなかった。人々はもっと先にあるものを考えていた。知らされていない事実を知ること、知ったこと。それは自分にとって何を意味するのか、自分は何ができるのか、自分に何を課していけばいいのか…そんな話になっていった。ある人がマッチポンプアメリカに対して、「画面の中で、まず“恐怖心を煽る”作戦を言っていたが、“世の中の仕掛けられた不安に乗らない自分”の必要を言ったが、その意見には共鳴。加えて、仕掛けているアメリカという国自身が、一番不安に怯えている国であることが見えてきた。

終戦記念日前夜、極限的な暑さのなかにもかかわらず、unaには濃蜜な時間が経過していた。