上海雑感1

http://www.enpitu.ne.jp/usr2/23986/daiary.html 「GIGAノート」にはぼちぼちと書いているが、こちらにはしばらくぶりである。

GWの連休には上海に行っていた。前半はイベントがあったので、1日からの短いものだったが。直前にチケットが取れたのが上海だったのだ。だいたい旅行好きではない。遠出の動機はたいてい会いたい人に会うため。今回は連れの提案である。長い休みがなかなか取れない人だが、なんとか取れそうだったのだろう。久しぶりに私も行く気になった。
何の予備知識もないまま上海着陸。2時間足らずのフライト。1時間の時差。九州くらいの緯度。1元≒14円 レートは日々変わる。タクシー10元、安い&渋滞の可能性。地下鉄2元、もっと安い&確実。電源は220V。生水はダメ。コンビには不充実。

雑感:
環境政策で高層ビルや石建築が多いわりに緑が多い。大抵の道路には街路樹があった。高速道路もセンターと両脇に緑がある。新緑が実にキレイだった。

・万博とオリンピックがあるそうで、建設ラッシュ。古いものの取り壊しが激しい。1964年前後の日本と状況が似ている。ホテルから見下ろした工場と隣接している一般住宅も、近々取り壊し、工場も住民は郊外に移転するのだろう。あとには高層建築が建つ…。地震がないこの地では高層建築は日本の比ではない。ニューヨークに近い景色が広がっている。極めて古い町並みと最先端のビル街、新旧が混在している街、上海である。

毎朝ホテルから眼下を眺めていた。緑の屋根の長屋群は、くっつくようにしてある庇が前後に広がっている。ということは一棟に前後して2家族いることになるのか。朝7時ごろになると決まって人々が動き出す。隣にある年代ものの5階建てアパートには窓から伸ばした竿に、起用に干された洗濯物がひらめく。毎日洗濯ものがひらめくわけではなかった。
連れは白いズボンを履いている人は外国人だと言った。つまり汚れ易いものは頻繁に洗濯しなければならず、毎日履き続けられないからだそうだ。それほどの経済的ゆとりがないということ。なるほどねぇ。
しかし、人々はどこで買い物をしているのだろう。周りには店は見当らないが…。もっとそのあたりを知りたい。観光より、どちらかと言うと暮らしぶりに興味がある。現地のコンビニとかマーケットに行くのが好きだ。上海のコンビニはまだまだ品薄で、充実はしていなかった。