「BIG ISSUE」と「精神」

路上生活者の写真を撮り続けている高松英昭氏と、ホームレスの仕事・自立支援誌『BIG ISSUEビッグイシュー』のスタッフ佐藤さんを囲んでのトーク会がunaスペースであった。今週23日まで彼の写真展の関連イベント。

会には、販売者の方、販売を卒業された方、支援をしている方などたくさん来てくださり、お二人にお話を聞いた。高松氏はビッグイシューにかかわる前から、路上生活の方と交流し、写真を撮っていたそうで、一方佐藤さんも、学生時代からパレスチナフェアトレードの活動をしていて、「ビックイシュー」に出会い、今に至っている。それぞれの今に通じる道程が興味深かった。

同時に、私も参加された人々もココに出会っている。遠くにあって、無縁だった人々が、それぞれの道を歩み、今ここにこうして出会っていることの不思議。そんなことを感じ、うれしい。

ビッグイシューは、路上でビッグイシューを販売することが基本だが、それに伴い、いろいろな活動が展開されている。今回はカフェの壁で写真展をしてもらったのだが、高松氏の写真集『STREET PEOPLE−路上に生きる85人−』の刊行を記念して各地の書店やカフェ、スペースなどで展示をしたりトークをするキャンペーンをしているそうだ。キャンペーン名は「ディスカバリーおっチャンネル」!http://www.bigissue.jp/news.html#ottyan

最新号のビッグイシューの記事を繰っていたら、前に触れた映画「精神」の監督想田和弘氏のインタビューが載っていた。英国版でのインタビューだったようで、和訳版だった。想田氏と高松氏は同年代。どこかシンクロしている感じを受けるのだが・・。

STREET PEOPLE―高松英昭写真集

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ビッグイシュー 突破する人びと―社会的企業としての挑戦

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ビッグイシューと陽気なホームレスの復活戦―THE BIG ISSUE JAPAN

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精神病とモザイク タブーの世界にカメラを向ける (シリーズCura)

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