東京原発
連れ合いが休みの間、あまりに暑く、混雑も避けたかったので、結局たいしたところに行かず、家でグダグダ。
青年から借りていた「東京原発」を観る。
監督脚本は山川元。都知事役の役所広司をはじめ、段田安則、平田満、田山涼成、岸部一徳、吉田日出子、菅原大吉など役者も充実。話は、東京に原発を誘致するという都知事の爆弾発言から意外な方向に展開。
ドタバタの要素でシビアな情報をうまく包み込む。大胆な発想とパフォーマンスの知事、原発誘致の論拠など、なんだかある人物を彷彿させるが、だんだん知事の深い意志、覚悟といったものが見えてくる。しかし、爆弾マニア少年による核燃料運搬車のハイジャックなど想定外の事件がからみ、もつれて首都圏消滅、日本消滅の危機が迫る。いま上映中の「日本沈没」も重なって、興味倍増。
期待以上のおもしろさ!特にラストシーンがスゴイ!