伝播する正直さ

「ベリーオーディナリーピープル」つまり、べてるの人々のビデオをどれほど見続けているだろう。一緒に見た人の感想が、それぞれにおもしろいというのも、理由の一つにある。素直で気持ちがよい。
感想の一部をまとめた。
・正直であることは美しいと思った。
・1では暗い顔をしていた人が今回は笑顔になっていた。彼らの発言が軽くない。
・精神病というものに対してブラックボックスだったものが、何というか、ガラスケースになった感じ。
・みんながイキイキしていて、こころを開いているのが、羨ましいとも思った。
・自分の気持ちをよく語っている。自分のことばで。そして人の話も聞いて、受け止めている。
・「頂点じゃないから、夢も希望も可能性もある」いいですね。
・仮想することは、人間だからこそできることなのに、妄想になると苦しまなくてはならないなんて…。
・いつもそうなのですが、「幸せとはなにか」を考えてしまいます。
・ビデオで登場する人は、どの人の言葉も正直でストレート。だから力がある。いま正直さはきらわれ、話すことを恐れている。恐れが人々の行動を決めている限り、どんどん悪くなる。その中に身を置きながら、反対の方向に生きようとすれば、腹をくくらねばならず…。そんな気持ちに力を与えてくれる。
・あまりにみんな正直に語り合っていることに驚いた。自分は自分を隠すことをよくします。しかし、それは社会が悪いんだと思っていたけれど、違うんですね。ん?
などなど・・・。

べてるのメンバーには、それぞれ自分サイズの特技がある。そのなかのSくんはシンガーソングライター。詩のことばに“実”があって、いいのだ。先日彼のコンサートに行ったが、それがCDを飛び越え、いきなりDVDになるという。楽しみ。