気がつけば秋の中

unaにて朗読の会。久し振りのHさんペア。「自分は長い文章ばかり持ち寄ったのに、こころに入ったのは短い詩だった」と言う感想がおかしい。無痛文明論
その後、スタッフ希望の方の面接をして、いよいよPC作業にとりかかろうと思っていたのだが、顔見知りの人が次々に来店したり、食事をしたり、ジンのカクテルを追加オーダーしたり…と意識は限りなく散漫に。スタッフがあがた森魚のLPなんかかけるので、ますます緩む。そのうち来週から展示のTチャンとMくん。「やぁ〜久し振り〜」とまたおしゃべり。結局遅くまで居る。

駐車場で大きな満月を見上げる。このところ月がきれいだと思っていたが、確か今日あたりが中秋の満月ではなかったか。外出すると、大抵深夜の帰宅になる。がらんとした駐車場にぽつんと残るマイカーに向かって歩いていく。駐車場でのこの数分の短い時間が、私は気に入っている。私の脳裏には意図のないさまざまな想いが去来する。見上げた空や寒さの和らいだ空気、匂ってくる花の香り、寂しげな虫の音・・・その時にたまたま出くわした感触によって、たち現れた想いに身をまかせてみるのだ。