話す&聞くが自己回復の道

病院にお見舞い。驚くべき回復力。もうトイレにも行けている。問題は何も起きていない。手術の最悪のシナリオに不安を抱いたが、結果は最良のシナリオで進んでいる。メデタイ。子ども医療センターで不安を除く為に術前に精神安定の注射をしていた医師が問題になったが、一番不安なのは医師側かも知れない。毎回他人の命を任されているのだもの、そりゃ神経症にもなるわな。

そのあとは、べてるの家のビデオをunaで観る。北海道にある精神障害者の真の自立を模索するコミニティを納めたものである。新作を購入したので、それをみんなで観た。今回感じたこと。話すことで、言葉を獲得し、つながり感を持って、心豊かにくらしている現在の彼らの前に、膨大な時間が存在することを思った。だんだん言葉を失って発病に至った彼らが、また言葉を獲得して行き、さらに自身の真からの言葉を得ていく(それが回復への道であるというもの)。その実現にはどれほどの時間が費やされてきたことだろう。日頃の膨大な量のコミュニケーション。話すことより、聞く人の存在を思う。いまの生きづらさは彼らだけのものではないはず。そんな関係、場がたくさんあればいいのに、、と思う。