ガムラン音楽を楽しむ

unaでミニコンサート。スタッフの企画である。私がお会いするのははじめての中田一子さん。人物も音楽もそれは楽しいものだった。ガムランと歌。もともとは芸大のゼミで取ったのがきっかけらしい。それからインドネシア音楽を続けている。最初は当地の言葉でやっていたが、聞き手には内容が伝わらず、だんだんに翻訳をしたり、オリジナルな詩をつけていったらしい。インド舞踊とコラボレーションもしていて、それもなかなかなものらしい。おつれあいのクンダンや掛け声のバックがまたあうんの呼吸でいい。あちらでは動物の歌が多いらしい。それも何かのメタファーだったりする。有名なブンガワソロもオランダ領時代の歌で、メタファーとしての川を歌っていると聞く。ジャズの「サイドワイダー」に詞をつけ、ハルモニウムの伴奏で歌った「コピスス(コーヒー牛乳)」。恋はワニの脳でするという内容の「生存のワニ」。手でワニの恰好を真似て歌う。最高。すっかりファンになってしまった。