ようこそ〜

風が強い日だ。意外につめたい。
アレから鼻ムズがひどくなったわけでもないが、治ったわけでもない。長年苦しんでいる友人に、近年軽減したと言っていたので、処方を聞いてみた。

「鼻がムズムズして、クチャミが連発するんで、いまのうちに手を打うと思って・・・」すると友人が「ようこそ。花粉症の世界へ〜」と笑いながら言った。「やー、単なる風邪かもしれないから・・」そして「結論から言えば手立てはありません。なる人は突然なるし、突然治る人もいるし・・・」と、つれない回答をし、自称「花粉症のプロ」だという友人は研究結果と自説を繰り広げた。

一番いいのは物理的な対策だそうだ。つまり花粉を身につけない。玄関で振り払う。顔を洗う。髪を洗う。顔は適度にツルツルにする。マスク、帽子、めがねは有効。
いままで関心なかったから知らなかったのだが、花粉は付着したり、着地したりした後、少し時間を置いて、はじけるのだそうだ。それに被爆すると反応がでる。飛んでいるときはまだミクロの粒々状態。花粉は子孫を残せそうな環境か判断する時間を持つ。だから、家に入った花粉も、しばらくしてからはじけるのだ。(なるほどね。夜家人がさかんにクシャミをしているのも昼間入ってきた花粉の仕業だったか…)雨あがりの時が最悪なのだという。地面に待機していた花粉がしたからも襲う。

しかし、杉側にしてみれば、子孫を残せるか残せないかのギリギリの本能行動。「勝手に人間が反応して、大騒ぎになってるけれど、僕だって迷惑な話だよ。それに花粉が飛ばない杉を栽培しているっていうじゃない。それって子孫を残すなってことでしょ。ヒドクナイ?」って、杉が言っているかどうか知らないけれど…。杉だってねぇ〜。

一応マスクと目薬と甜茶を買ってみたけれど、それは家人用ということで。
私はまだ自身を花粉症と認めていない。